8日、両国国技館。メインのWBC世界バンタム級タイトルマッチ、王者山中慎介(帝拳)vs同級1位マルコム・ツニャカオ(真正)の一戦は、序盤から「やべェ~」、「おしい~」、「コワ~」という声が上の一般席から聞こえてくるほどの熱戦。
時間も遅く、勝負の趨勢は見えていたにもかかわらず、最終ラウンドを前にして席を立つお客さんは見受けられない。そして、ラストラウンド終了ゴングを目前にして、ツニャカオ選手の夢は消え去った。
試合場を後にするファンの声が耳に入る。
「いい試合だったなァ~」
「今日は来て良かった!」
「山中も凄いけど、ツニャカオ、よく頑張ったなァ」
「五十嵐と八重樫も、面白かったなァ~」
「三浦のパンチ。ハンパじゃないわ!」
スポーツ紙は揃って一面トップ。
「八重樫、三浦も4、5面じゃもったいないから」と日刊スポーツは、こちらの一面バージョンも作成。
『これがボクシングだ!』
いいですねェ。(^O^)/
それにしても山中選手の左ストレートは見事でした。
ツナキャオ選手の、勝利へのあくなき執念も素晴らしかった。
「王座統一戦をやりたい!」
山中選手の言葉にはファンも納得。大いに楽しみです。
日本TVが、午後9時からの『1分間の深イイ話×ボクシング世界戦 緊急生放送2時間SP 歴代世界王者7人生放送』で生中継したWBC世界バンタム級戦の視聴率は、7.2%。
7日、TBSで放映された『王者・亀田興毅 37戦36勝の超難敵攻略なるか!?WBA世界バンタム級タイトルマッチ 亀田興毅×パノムルンレック』の視聴率は、11.2%。
視聴率では僅かにV6王者が勝った。
そして、KO予告を外した責任を取り、“ホラ吹き興毅”の汚名を着て再起する決意を示したWBA王者は、パノムルンレックとの再戦には「誰も見たくないと思うよ」とし、「どっちかと言うと統一戦の方をみんな見たいんとちゃうか!?」と、WBC王者山中選手の名前をあげた。
山中選手は、「WBAにこだわっていないが、統一戦ができればいい。IBF、WBOでも」とし、米国進出を目標に掲げている。これは大いに実現ありそうで、米国ファンに山中選手の左ストレートを、ぜひ見てもらいたいものです。
帰りの電車で偶然、山田純夫氏と遭遇。マカオ、大阪、東京と続いた3日続きの世界戦に、さすがにグッタリのご様子でした。リングサイドレポートも順次アップいたしますので、お楽しみに。(^-^)/
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