プロ入り問題が大きくクローズアップされている、ロンドン五輪金メダリストの村田諒太選手。4月からアマチュアのの名称を外し、『日本ボクシング連盟』とすることが決まったアマ連盟は、史上初の”絶縁状”・引退勧告という事態に陥ったが、これは村田選手の謝罪で和解。
日本アマチュボクシング連盟の山根 明 会長は、「5~6カ月のうちにプロ側と紳士協定を結ぶべきだ」とし、プロ側とも協議した上で対策を施す考えを示唆。
紳士協定に付いては、日本プロボクシング協会の大橋秀行会長も考えが一致しているという。
「プロで引退した後もきちっと就職できるように、そういうこともプロ側にはお願いしたい」(山根会長)
山根会長の意を汲んだというか、納得できる条件として、村田選手のプロ転向を主導しているフジTVは、自社の社員として村田選手を迎え入れるバックアップ体制も準備。
村田選手のプロ入りへのハードルは、少しずつクリアされつつあるように感じます。
ボクシング:村田、フジテレビ入社も…プロ転向を強力バックアップ(毎日新聞)
さらにフジTVは、これまでTBSが放映してきたアマチュア7冠のスーパーホープ、井上尚弥(大橋)選手の放送権を数千万円で獲得し、今週中にも正式契約する予定だという。
いや、驚きました。フジTVの大逆襲!
昭和45年(1970年)12月、メキシコ・ティファナで名王者ビセンテ・サルディバルを破り、WBC世界フェザー級王座を獲得した柴田国明(ヨネクラ)選手の初防衛戦は、71年4月25日メキシコ・モントレーでクレメンテ・サンチェス(メキシコ)の挑戦を受けることがオプション契約で決まっていた。
柴田選手のファイトマネーは4万ドル。当時のレートで1440万円。これはそんなに悪くない。
しかし、柴田選手と専属契約を結ぶフジTVは、海外で王座獲得した新スターの初防衛戦は日本開催にこだわり、10万ドル(三千六百万円)をメキシコ側に支払いオプション契約を買い取った。
プロ野球のスーパースター、長嶋、 王 選手の年俸が4000万円程度の時代でした。
東京で開催された柴田選手の初防衛戦は、ランキング9位のラウル・クルス(メキシコ・24戦20勝16KO)を相手に行われ、初回僅か184秒で柴田選手が勝った。
余りに早い決着は、フジTVの思惑通りではなかったかもしれません。('-^*)/
日本のボクシング界も新しいビジネス・スタイルが構築されようとしている。
ボクシング界の思惑vsTV局の思惑。
ボクシング界が主導権を取れる時代が来たら、良いものです。
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