2日、後楽園ホールのメインにはWBC世界Sライト5位亀海喜寛(帝拳)選手が登場。
150ポンド(68.04キロ)契約の10回戦に挑んだ。
対戦相手はホセ・アルベルト・レアル(メキシコ)。昨年12月、3年ぶりの復帰戦に勝利したばかりのメキシカンは、これまで8勝(4KO)4敗。この4敗は全てKO負けで、打たれ脆さが気にかかる30歳。
レアルに帯同してきたのは、元2階級制覇王者オスカー・ラリオス(メキシコ)。日本にもファンが多い元王者は、紹介された場内から大きな拍手が贈られた。
第1ラウンド。
亀海選手はガードをガッチリ固め、レアルの出方を伺う。
元王者が気合十分でレアルに指示を飛ばす。
悠然と第2ラウンド開始ゴングを待つ亀海選手。
第1ラウンドでレアルのパンチを見切った亀海選手は、メキシカンの打ち終わりに強打を合わせる。
ロープ際、亀海選手の右ストレートがヒット。
ガクッと腰を落としたメキシカンに、土屋主審はダウンの宣告。
カウントを取る土屋主審。
「ナイン」では立ち上がっていたレアルだが、そのままテンカウントで試合終了。
「一連の流れの中のパンチで仕方ないんですが、ナインで立ち上がっているんですから、あそこで”おまけのパンチ”のことも考慮して、少しレアルに時間を取ってあげても良かったですね。海外ではよくありますよ」(山田純夫氏)
KOタイム、第2ラウンド1分59秒。
「これが最後の後楽園ホールの試合になるかもしれないとしみじみした」
30歳になった亀海選手は、来月から練習拠点を米国に移すことを明かし、ラスベガスでイスマエル・サラス氏の指導を受ける予定。
亀海陣営は年末までの世界挑戦を目指し、米国で勝負に出る。22勝(19KO)1分無敗。
応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】