5日(日本時間6日)、米・ラスベガスで開催されたWBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。5階級制覇の王者ノニト・ドネア(比)に、無敗の指名挑戦者、同級1位ジェシー・マグダレノ(米)が挑んだ一戦は、マグダレノが12回判定勝ちで新王者となったが、ドネアはこの判定に激怒。イスマエル・サラス・トレーナーも、「我々は後半戦を押さえ、間違いなく勝った」と不満をあらわにしている。
挑戦者の思い切りよく飛んでくる右フックは厄介だった。
終盤、プレスを強めたドネアは強いパンチでマグダレノを追った。
試合終了と同時に両選手は共に勝利ポーズを取ったが、判定はマグダレノへ。
公式スコアはアダライデ・バード(米・ネバダ州)118-110、バートA・クレメンツ(米・ネバダ州)116-112、スティーブ・ウェイスフェルド(米・ニュージャージー州)116-112の3-0。しかし、有力米メディアの中には115-113でドネアとする声もあった。
間もなく25歳の誕生日を迎える新王者マグダレノは、24戦全勝(17KO)無敗。「間違いなく勝った」と主張する前王者ドネアとの再戦はあるのか。
今後の防衛ロードに注目。