WBCが制度化しているシルバー王者。このタイトルマッチの勝者が指名挑戦権を得るのが最近のWBCスタイル。WBAの暫定世界王者乱発よりは、わかりやすい。
フライ級。昨年10月ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)挑戦に敗れた、2位エドガル・ソーサ(メキシコ)と、昨年11月、五十嵐俊之(帝拳)選手と指名挑戦権を争い敗れた、6位・シルバー王者ウィベルト・ウィカブ(メキシコ)が、シルバー王座と、次の指名挑戦権を賭けて7日(日本時間8日)カンクンでグローブを交える。
五十嵐選手の挑戦が実現する前から、次の指名挑戦者が決められるとはWBCも気が早い。ここはソーサ有利か。
エドガル・ソーサ。
Sバンタム級は1位シンピウェ・ぺチェカ(南ア)が、2位・シルバー王者ビクトル・テラサス(メキシコ)と、再度挑戦権を賭けてシルバー王座を争う予定だったがぺチェカは不出場。14日(日本時間15日)変わってテラサスと対戦するのは、ノーランクのダニエル・ディアス(ニカラグア)。
昨年5月、亀田興毅(亀田)選手のWBA世界バンタム級王座に挑み11回TKO負け。その後は、12月の再起戦で大きく負け越している選手と6回引き分けたのみで、代役としてはだいぶ寂しいカードとなった。勝者が王座挑戦権を握る。
亀田和毅選手。
アブネル・マレス(メキシコ)の王座返上に伴い、26日(日本時間27日)メキシコシティのバンタム級戦に出場する7位亀田和毅(亀田)選手の相手は、Sフライ級8位にランクされるシュテファーム・ジャモエ(ベルギー)。
2010年8月、ユース・バンタム級王座を争った二人は、スプリットの際どい勝負を演じており、今回が決着戦。なお、この試合は指名挑戦者決定戦とはなっていない。
アラン・グリーン。
Lヘビー級は初代シルバー王者決定戦が行なわれる。王座を争うのは、元Sミドル級王者ミッケル・ケスラー(デンマーク)と、スーパーシックスに途中出場したアラン・グリーン(米)。この試合は指名挑戦者決定戦に放っていない。しかし、ケスラーが勝ちあがって来ると、ホプキンスvsドーソン再戦勝者との対戦が楽しみですね。
フロイド・メイウェザー(米)を王者として認定するウェルター級には暫定王者が設けられる。シルバー王者で1位のセルチュク・アイデン(トルコ)が、元3階級制覇(暫定含)王者でSライト級3位のロバート・ゲレーロ(米)と、7月28日(日本時間29日)カリフォルニア州サンホセで対戦。
セルチュク・アイデン。
この暫定王座は、5月5日(日本時間6日)メイウェザーが、ミゲール・コット(プエルトリコ)のWBA世界Sウェルター級のスーパー王座に挑戦するための措置。その一方でWBCはメイウェザーvsコット戦を、空位のSウェルター級ダイアモンド王座決定戦としている。
Sバンタム級西岡選手も名誉王者=ダイアモンド王者?ということで、今後、WBCダイアモンド王者もどんどん増えそうな予感。だんだん、わかりにくくなってきますね。(;^_^A
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