WBA最新ランキング。2012年2月度。MVPはヘビー級スーパー王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)。優秀選手はヘビー級王者アレクサンデル・ポヴェトキン(ロシア)。このヘビー級二人の王者が対戦を義務付けられることはあるんでしょうかねェ。
バンタム級。31日(現地時間)暫定王者ウーゴ・ルイス(メキシコ)挑戦が決まった、世界ランキングに入る材料の見当たらないジョン・マーク・アポリナリオ(比)は、めでたく14位にランクイン。そしてもう一つ驚いたのが、ロベルト・バスケス(パナマ)のランク復帰。
07年7月、坂田健史(協栄)選手とフライ級王座統一戦を戦った元2階級制覇王者は、その後、現バンタム級2位ウーゴ・カサレス(メキシコ)、現Sフライ級5位ドライアン・フランシスコ(比)に敗れ、3階級制覇から遠のく。1年あまりのブランクを経て再起した昨年は3度リングに立った。
2連勝はしたものの、9月のメキシコ遠征では現WBC世界Sバンタム級11位オスカル・ゴンサレス(メキシコ)と5回戦で対戦。フルラウンドを戦い0-3判定負け。WBAランクからも遠のいて久しい、そんなバスケスが8位に復活。
さて、ランキング入りする材料は?
今月30日(日本時間31日)パナマシティで開催されるWBAスーパーバンタム級のFedelation王座決定戦に出場が決まったことと、元世界王者の実績ということになろうか。アクティブに戦っていることは、それほど関係ないWBAランキングは、”マネジャーの腕の見せ所”?
バスケスと王座を争うのは、マリオ・ブリオネス(メキシコ)。21勝(15KO)1敗1分の26歳。数字は立派だが、目に付く対戦相手は昨年10月、比国で戦ったA・J・バナル(比)くらい。WBOアジア・パシフィック王座が賭けられた試合では、大差判定負けを喫している。
いずれにしても勝った方が、何食わぬ顔で世界上位に進出してくるのは間違いない。戦友、バスケスには頑張ってもらいたいが。バスケス、29勝(21KO)5敗。
スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)へ挑戦するデビット・デラモラ(メキシコ)が7位にアップ。マルコム・ツニャカオ(真正)選手は9位に下がった。ノニト・ドネア(比)との対戦が決まったクリスチャン・ミハレス(メキシコ)の名前は消えている。
2月18日、全米に放映されたポール・ウィリアムズ(米)戦で判定負けを喫した石田順裕(グリーンツダ)選手のランキングは、ウィリアムズと入れ替わっただけで3位に踏みとどまった。次戦はWBA3位のランキングを狙う、新たな強豪を迎え撃つ形になりますね。
指令された王座統一戦に出場を拒否したミドル級暫定王者ハッサン・ヌダム・ヌジカム(仏)は6位に降格。暫定王座はなくなり1位は空位となった。しかし、どのクラスも平等に、公平に、わかりやすく王座統一戦を指令していかなくては。
フェザー級スーパー王者クリス・ジョン(インドネシア)挑戦が決まった木村章司(花形)選手は15位。頑張ってほしいですね。
数日前、WBAから王座復帰が認められたことを自ら発表し、喜んでいたアミア・カーン(英)だったが、さすがにそれはなかった。決まっている再戦で、しっかり白黒つけてほしいと思います。
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