20日(日本時間21日)米ネバダ州ラスベガスで行われた、WBA世界Sバンタム級王座統一戦。正規王者リコ・ラモス(米)vs暫定王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)。
初回、元オリンピアンのスピードが乗った左ストレートでラモスはダウン。微笑みながら立ち上がったが、足元はガクガク。
立ち上がった正規王者を逃すまいと、リゴンドーが追撃するが初回終了ゴング。
勢いに乗ったリゴンドーは、着々とポイントを重ねる。
ラモスも右ストレートなどで反撃するのだが、焼け石に水といった感じ。
それでも第5ラウンドは、ジャッジ2者がラモスにポイントを与えている。
勝負は第6ラウンドに決した。
ラモスはラビットパンチ訴えるが、コルテスレフェリーはそのまま試合続行。
連続した左連打でガードが上がったラモスに鋭いボディショットが炸裂。
正規王者はそのまま立ち上がれなかった。6回1分29秒KO。
ラモスに何もさせなかったリゴンドー(31歳)は、これで9戦全勝(7KO)。
身長164センチながら、抜群のスピードと鋭いカウンターを併せ持つ。
新WBA王者は、将来的にノニト・ドネア(比)との対戦を希望した。
小さい頃からコンビを組むイスマエル・サラストレーナーとのコンビでプロの頂点に立った。右はWBA立会人アウレリオ・フィエンゴ(パナマ)氏。
サーシャ・バクティン(日本→ロシア)選手の挑戦が期待されるが、この日のリゴンドーの出来を見る限り、「一発ももらわない訳にはいかないでしょう」という想像に疑問を挟む余地はない。
170センチの長身を利したサーシャ選手の懐に入り込み、パンチを打ち込んだ対戦相手は未だかつていない。抜群の距離感とボディワークで、ことごとく相手のパンチを空転させてきた”ロシアン・スナイパー”と、リゴンドーの一戦は高速技術戦。ハイレベルな戦いが展開されることでしょう。
サーシャ選手の次戦は3月31日モスクワで予定されている12回戦。
「リゴンドーとやる!」
日本リングで育ってきたサーシャ選手には、頑張ってもらいたい。
実現が待たれますね。
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