27日(現地時間)、アルゼンチン・ブエノスアイレスで行われたWBC世界ミドル級タイトルマッチ。王者セルヒオ・マルチネス(亜)に、WBA世界同級暫定王者マーティン・マレー(英)が挑んだ一戦は、マルチネスが12回判定勝ち。
地元、5万人の大観衆の前に姿を現した38歳の王者マルチネスは、昨年9月、フリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)に勝って以来のリング。
無敗の挑戦者マレー=25勝(11KO)1分=は、WBA暫定王座獲得後(昨年11月)の初戦となる。
英国の元人気選手、リッキー・ハットンも姿を見せた。
試合は立ち上がりからディフェンシブなマレーから、マルチネスがポイントをピックアップしていったが、6回に王者は左目上をカット。出血に悩まされる。
そして迎えた第8ラウンド、挑戦者の右でマルチネスはダウン。
しかし、そこから大崩れすることはなく試合は12ラウンドを終了。
スコアはジャッジ3者共に115-112でマルチネス。
次はチャベスjrとのリターンマッチとなる模様。もう一度ジュニアにボクシングのレッスンを施してもらいたいものだが、ここ3試合連続でダウンをスコアされた一瞬の脆さは気にかかる。マルチネスも時間との戦いになるのだろうか。
同じプログラムでおこなわれたWBC世界ウェルター級1位ルイス・カルロス・アブレグ(亜)vs同級5位アントワン・デカル(カナダ)による、空位のWBC同級シルバー王座決定戦は、アブレグが10回判定勝ち。
スコアは、97-90、97-92、97-92の3-0。
29歳の新王者は35勝(28KO)1敗。唯一の敗戦は、3年前にティモシー・ブラッドリー(米)に判定負けを喫したもの。
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