Quantcast
Channel: BOXING MASTER first 2006-2023
Viewing all 10934 articles
Browse latest View live

世界2位フェンテスvs奈須 OPBFフライ級戦

$
0
0

2010年3月、大久保雅史(青木)選手から王座を奪って以来、OPBF東洋・太平洋フライ級王座に座りV5達成。世界ランクもWBA2位、WBC3位にまで上げてきたロッキー・フェンテス(比)が、6度目の防衛戦で奈須勇樹(角海老宝石)選手の挑戦を受けた(2012年12月18日)。


右は日本のリングでも活躍した、かつての世界ランカー、アラ・ビラモア。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター

野原英樹氏撮影。


昨年12月は、米国ー日本間を3往復した山田純夫氏が、君が代を斉唱。


大阪のグリーンツダジム時代、全日本新人王を獲得。無敗街道を突っ走っていた奈須選手が、初めて黒星を擦り付けられた相手がフェンテス。この時は、1-2のスプリット・デシジョンだった。


6年ぶりの再戦。果たして雪辱なるか。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


慎重な立ち上がりから、先行したのはチャンピオン。


しかし、左リードの的中率はあまりよくない。

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


挑戦者は、王者の打ち終わりに右クロスを合わせ反撃。


4回終了後のスコアは、38-38、38-38、40-36(フェンテス)で、拙戦の様相を呈した。


角海老宝石ジム鈴木正雄後援会長と、日本ライト級王者加藤善孝選手。

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


奈須選手の単発強打に対し、フェンテスはワン・ツーから返しの左フックで対抗。


左目上をカットした王者にドクターチェックが入る。

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


8回終了後のスコアは王者がリード。


ラスト4回。逆転に賭ける挑戦者の奮起が期待された。


しかし、ここからフェンテスは地力を発揮。


左ジャブと、シャープな左フックで挑戦者を突き放しにかかる。

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


頑張る奈須選手だが、単発だけに主導権を取るまでに至らない。


終盤戦はペースダウンしながらも、要所でパンチをヒットさせたフェンテスがポイントをピックアップ。

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


試合終了ゴングと共にVサインの、ビラモア・トレーナー。


下は渋い表情の角海老宝石ジム・糸川マネジャー^。

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


判定は、日本の杉山115-113、比国のニエテス117-111、中立国タイのピニット116-112の3-0で王者フェンテス。


すっかり日本人キラーとなった26歳のチャンピオンは、これで35勝(20KO)6敗2分。ここ5年間、負け知らず。


比国の実力者に世界挑戦の機会は与えられるのか。その前にフェンテス越えをする日本人選手が現れるのか。比国選手が世界への壁であることは間違いない。


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】


ドネア、リゴンドー、サーシャ 世界Sバンタム級戦線

$
0
0

4階級制覇王者ノニト・ドネア(比)を中心に動く世界Sバンタム級戦線。王座統一を希望する、WBO王者ドネアの次戦候補には、WBA正規王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)の名前があがっているが、果たして二人の対戦は実現するのだろうか。


近い将来のフェザー級転向は確実なドネア。その動向はSバンタム級タイトルコンテンダー達にとっても、大いに気になるところだろう。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


2011年2月、フェルナンド・モンティエル(メキシコ)を痛烈なKOに破り、バンタム級王座を獲得した時のドネアのファイトマネーは、王者の25万ドル(約2200万円)を上回る35万ドル(約3080万円)。


その後トップランク社と契約で揉め、一時は試合枯れの時期があったドネアは、バンタム級王座は1度防衛しただけでSバンタム級転向。ウィルフレッド・バスケスJr(プエルトリコ)に勝ちWBO王座を手に入れると、IBF王者ジェフリー・マセブラ(南ア)、WBC名誉王者西岡利晃(帝拳)選手、人気の元5階級制覇王者ホルへ・アルセ(メキシコ)を撃破。


報酬も大きく上がり、マセブラ戦70万ドル(約6160万円)=マセブラ14万ドル(約1230万円)=、西岡戦75万ドル(約6600万円)、アルセ戦ではついに100万ドル(約8800万円)の大台に乗せた。=アルセ80万ドル((約7040万円)=。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


WBA王者との対戦報酬はアルセ戦を上回るとは思えないが、それなりの金額にはなると思われる。


ドネアとの対戦を強く望むリゴンドーだが、米国内での人気はいまいちで、その報酬も安い。正規王者リコ・ラモス(米)とのWBA王座統一戦で、5万1500ドル((約412万円)。ラモスは5万5千ドル(約484万円)。


次のテオン・ケネディ(米)戦では10万3千ドル(約824万円)を獲得。ちなみに、同日ノンタイトル戦に出場したアルセの報酬は30万ドル(約2640万円)。最新のロバート・マレキン(米)では15万ドル(約1320万円)を得ているリゴンドーだが、これはトップランク社と契約で揉め、5万ドルの上乗せを獲得したもの。


気になるのは明らかに格下の挑戦者の取り分で、ケネディ7万ドル(約560万円)、マレキン5万ドル(約440万円)で、これはこのクラスの挑戦者としてはかなり良い。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


実力を評価されながらも不人気の王者。オリンピック2連覇の全勝王者は、もっとすんなり人気選手になっても良いのだが・・・。


ともかく、ドネアvsリゴンドー戦実現は、両選手、特にリゴンドーの報酬の満足度次第ということになるのではと思っております。


さて、タイトル・コンテンダー陣の中で、コアな日本のファンが気になるのは、なんといってもサーシャ・バクティン(ロシア)選手の動向。リゴンドー戦が中止になった元王者プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)は引退。サーシャ選手のWBAランクは3位まで上がっている。


一昨年の年末、「次はリゴンドーとやる」と語っていたサーシャ選手だが、その後はすっかり話がなくなった。昨年11月のWBA総会でロシアのプロモーター、ウラジミール・フルーノフ(ロシア・下写真)は、サーシャ選手の指名挑戦者昇格を請願したが、これは受け入れられていない。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


そこで、ドネアが放棄したIBF王座に目を向けると、1位アレハンドロ・ロペス(メキシコ)と、2位ジョナタン・ロメロ(コロンビア)の空位の王座決定戦開催が決まっている。


入札によってロペス側が、13万2千ドル(約1160万円)で落札(フェルナンド・ベルトラン)した試合は、2月16日(現地時間)にロペスの住むメキシコ・ティファナで開催の予定。


25歳のロペスは、24勝(7KO)2敗。175センチの長身ロメロは、22戦全勝(12KO)無敗の26歳で、昨年から米国を主戦場にしている。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


そしてサーシャ選手は、現在IBFランキング3位。このままいけば自動的に、最上位ランカーとなる見込みで、その後IBFルールにのっとり挑戦者決定戦を行い勝利すれば、指名挑戦者としての地位を自分の力で獲得できるポジションにある。


ようやく、念願の世界挑戦が現実化されようかというところまで来たサーシャ選手の次戦は、3月31日ロシアで予定。


サーシャ陣営の今後の動向に注目したい。


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】

メイウェザーvsアルバレスvsトラウト 実現へ!

$
0
0

本日のWBCニュースは、ウェルター級王者フロイド・メイウェザー(米)と、メキシコで一番の人気を誇るSウェルター級王者サウル・カネロ・アルバレスが、5月4日(日本時間5日)ラスベガス・MGMグランドの興行に同時出場することを知らせている。


5月、メイウェザーはWBC同級の暫定王者ロバート・ゲレーロ(米)と対戦。アルバレスは、WBA世界Sウェルター級正規王者オースティン・トラウト(米)とグローブを交える。(ミゲール・コットの可能性もあり)


そして、メイウェザーとアルバレスは9月14日に雌雄を決する。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター


フェザー級、Sフェザー級の2階級を制覇したゲレーロは、2010年2月、白血病を患う妻の看病に専念するためにIBF世界Sフェザー級王座返上。リング活動を続けたゲレーロは2011年4月、マイケル・カツディス(豪)に勝ち、WBA&WBOのライト級暫定王座を獲得。


ここで3階級制覇王者は、高額な医療費がかかる妻の治療費を捻出するために、4階級目を目指すことを決断。しかし、左肩腱筋断裂の手術とリハビリで長期ブランクを余儀なくされる。そして、15ヶ月ぶりのリング復帰戦が、昨年7月のセルチュク・アイディン(トルコ)とのWBC世界ウェルター級暫定王座決定戦だった。


このチャンスをものにしたゲレーロは11月、元王者アンドレ・ベルト(米)と対戦。予想を裏切り、ベルトからダウンを奪う見事なボクシングで圧勝し、評価を高めメイウェザー戦へと駒を進めた。


ベルト戦で得た自身最高の100万ドル(約8800万円)の報酬は、大きくアップされることになる愛妻家のゲレーロには、持ち前のガッツあるファイトで頑張ってほしい。31勝(18KO)1敗1分。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


なお、メイウェザーvsゲレーロ戦はWBC世界ウェルター級王座統一戦となり、メイウェザーがあわせ持つWBA世界Sウェルタ級”スーパー”王座は賭けられない。(どうでもよいですか)(^_^;)


さて、アルバレスは昨年9月にも対戦話があったトラウトとの対戦。(コットの可能性もあり)


ミゲール・コット(プエルトリコ)を予想通り破った(昨年12月)トラウトは、地味ながら「フロイド・メイウェザーに勝つ可能性を持った唯一の選手といっていいかもしれません」(山田純夫氏)という力を持つ。


昨年はシェーン・モズレー(米)、ホセシート・ロペス(米)を危なげなく破り、評価を上げたアルバレスだが、トラウトのディフェンシブでやりにくいサウスポー・スタイルを崩すのは容易ではないだろう。


BOXING MASTER/ボクシング マスター

トラウトと、ヘイモンの片腕サム・ワトソンと息子のマーカス。


米国リングの影の実力者アル・ヘイモン(本業は音楽プロデューサー)傘下に加わり運が開けたトラウトが、さらに世界へ名を売る絶好のチャンスを得たと感じるのは、私だけではないのでは。


41勝(30KO)1分のアルバレスvs26戦全勝(14KO)無敗のトラウト。


アルバレスも力を付けて来ているだけに、これは面白いカード。大いに楽しみ!


後は、無難に?コットとならないことを願うばかりです。(;^_^A


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】

井岡の対抗王者エルナンデスV1戦 結果 WBC世界Lフライ級戦

$
0
0

12日(日本時間13日)、メキシコ・トルカで開催されたWBC世界Lフライ級タイトルマッチ。王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)vs挑戦者ディルセウ・カバルカ(パナマ)の一戦は、エルナンデスが12回一方的な判定勝ちで勝利。


オフィシャルのスコアは、117-110、118-108、119-112の3-0。


BOXING MASTER/ボクシング マスター BOXING MASTER/ボクシング マスター

元王者セサール・バサンとコンビを組むエルナンデス。

序盤から挑戦者を圧倒し、KOは時間の問題かとおもわれたが、意外にも王者はもたつき規定の12ラウンドを戦うハメになった。


コンパヤック・ポープラムック(タイ)から奪い返した王座の初防衛(通産2度目)に成功したエルナンデスは、これで26勝(16KO)2敗1分。


これまで8回戦までの経験しかなかった挑戦者カバルカは、13勝(5KO)7敗。昨年12月発表のWBCランキングではSフライ級26位でしかなく、いかにも間に合わせの急造世界戦。メキシコでは珍しくもないが。(;^_^A


メキシコシティで行われた、WBCコンチネンタル・アメリカSフェザー級タイトル戦は、王者ダンテ・クレイジー・ハルドン(メキシコ)が、挑戦者エイドリアン・バーダゴ(メキシコ)に2回反則勝ちで王座の初防衛に成功。


一昨年12月、地元で玉越強兵(千里馬神戸)選手によもやの3回TKO負けを喰らった元トップコンテンダーは、世界ランクを維持するものの、その復調具合はまだハッキリしない。22勝(18KO)3敗。


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】

PR: So-net モバイル WiMAX

”ガチンコ”宮下会長vs竹原慎二 古希のお祝!

$
0
0

12日、新宿ワシントンホテルで、元 沖 ジム会長・宮下 政 氏の古希を祝うパーティーが、OB、関係者多数を集め盛大に開かれた。


TV番組ガチンコでも、会長とトレーナーとしてコンビを組んだ、沖ジム第1号選手、元WBA世界ミドル級王者竹原慎二氏と宮下会長。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


「私は沖ジム第1号選手として、全日本新人王、日本、東洋・太平洋タイトル。そして世界チャンピオンにもなりましたが、後に続く者がおらんかったと言う事です!」('-^*)/


これには参加した元沖ジム選手たちは、思わず苦笑い。


「そうだよなァ、竹原は全部獲ったんだから、凄いよ!」


広島の”粗大ごみ”といわれた不良少年が、日本人初の世界ミドル級王者になったサクセス・ストーリーは皆様ご存知のとおりだが、宮下会長も竹原氏に劣らぬ”ヤンチャ”な青年だった。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


「宮下君は高校生の頃から広島では大変”顔を”売っておりましたが、広島抗争では2度ほど死にそうな目にあいまして、それを私が助けて、このままじゃいかんからということで、東京へボクシングさせに行かせました」


広島の大先輩・山村若夫氏(立大→協栄・写真左)には、今でも頭があがらない宮下会長。


東京へ出て来たその日に、当時中目黒にあった金平ジムで宮下選手の味見(スパーリング)をしたのが、山神淳一トレーナー(現・協栄山神ジム会長)。


「あれは昭和37年だったかなァ。なかなかいい素質を持っているのが、わかりました。私も当時は若かったですから」(^_^;)


当時、山神トレーナーは、”鬼の山さん”として恐れられていた。(らしいです)(^^ゞ


「宮下がロサンゼルスでいい試合したから、また来てくれって話がありまして。だけど、その時彼はもう結婚してたんですね。だったら、奥さんと一緒に行ったらって話しもあったんですけど、結局、誰かもう一人一緒に行かせることになって、それじゃあ正三(西城)を行かせようかってことになったんです」



ロサンゼルス。メインストリートジム。


1967年。年も押し迫った頃、金平会長、宮下選手と一緒にロサンゼルスへ旅立った西城選手は、僅か9ヵ月後に世界チャンピオンの座を射止め”シンデレラボーイ”として日本へ凱旋帰国することになる。


「先輩(宮下氏)がいてこその俺」は、西城氏の口ぐせ。


その後も米国リングで戦ったロッキー・宮下選手は、その好戦的ボクシング・スタイルでロサンゼルス、ハワイの試合会場を満員にする人気を博した。


「宮下、面白い試合したからねェ。お客さん8千人入って、まだ2千人くらい中へ入れないのよ。サムさん(イチノセ氏)、だいぶ儲かったネ」(^-^)/


スタンレー・イトウ先生から宮下選手のお話はよく聞かされます。(^^ゞ




昭和40年初頭の選手紹介には、「強い男になろうと一念発起、念願どおりの素晴らしいKO率をあげ、現在は両親も応援。海老原先輩が目標」とある。

18勝(14KO)5敗。当時の日本人フェザー級選手としては、破格のKO率。大成への道が開けなかったのは、「ロードワークは、お互い早く走っちゃいかんという”暗黙”の紳士協定がありましたので」。f^_^;

「宮下先生は、俺が中学生で協栄ジムに入った時の最初の先生だから」と、常々「宮下先生」を立てるのは、協栄ジム・大竹マネジャー(下写真左)。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


この日は開宴に先立ち、故・沖徳一オーナー(69歳で逝去)への感謝の気持ちを込め、参加者全員で黙祷を捧げた。


「宮下先生らしいよ。沖さんへの恩義は絶対に忘れないからね」


沖ジム選手のマッチメークも、「竹原のデビュー戦から俺がやってるから」という大竹マネジャーが忘れられないのは、ピューマ渡久地(ビクトリー→埼玉池田→十番TY→協栄)選手のラストファイトとなった一戦。


1年4ヶ月ぶりの試合とはいえ渡久地選手は、23勝(19KO)3敗の戦歴を持つ元日本王者。


「普通に考えたら、怖いよ。宮下先生は、それを受けてくれたんだよなァ」


そして試合は、6勝(1KO)5敗5分の鹿島基成選手が3回TKOで勝利(1999年10月)。勝者も敗者も、この一戦が最後のファイトとなっただけに思い入れがある。


「オッ、あれアイツなんだっけ、ほら、渡久地に勝ったの」


BOXING MASTER/ボクシング マスター

横にいたのは、渡久地選手に勝った男、鹿島氏。


「あの時はよく受けてくれたなァ。その勇気が勝ちにつながったんだよ!」


渡久地戦は、忘れられない思い出となっているようです。


この日、写真撮影をしてくれたのは、ちょっとお腹が気になりだした('-^*)/元日本フェザー級ランカーの笛木 亮 氏(下写真左)。現在は石川県金沢市で、板前修行中。


右は中川太郎元選手。「協栄の毛呂さんと試合したんですよ」。今は、本物の”刑事”さんだそうです。ヤバイよ、茂呂君。(^_^;)


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

得意のノドを聞かせる宮下会長。


かつて海老原先輩が、「宮下も歌くらいボクシングが上手かったらなァ」とうなったほどの腕前です。ボクシングも十分上手かったですけど。(^-^)/


ご指名に預かり、私も一曲やらせて頂きました。(;^_^A


下は、”伝説のトレーナー”スタンレー・イトウ先生の本を執筆中のアイク田川氏とご一緒に。


【送料無料】ボクサーたちの鎮魂歌 玄海男と関光徳と・・・ [ アイク田川 ]
BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター


矢加部トレーナー、そして沖ジム最後の試合出場選手となった元ランカー田中光吉選手から、感謝の言葉と花束が贈られた。

「閉鎖が決まってから、会長と二人だけのジムでミットを持ってもらったことは一生忘れません」(田中選手)


多くの教え子達に囲まれた宮下会長。物凄くうれしそうでした。うらやましい限りです。


今なお渡嘉敷ジムで後進の指導に当たられる宮下先生の、今後の活躍にもご期待ください!。


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】

井上が挑戦状 新OPBF王者小野vsキムウェリ

$
0
0

12日、後楽園ホール。宮崎 亮 (井岡)選手が返上した後のOPBF・東洋太平洋Lフライ級王座決定戦に、WBC同級8位小野 心 (ワタナベ)選手が登場。キャリア13年目で初のタイトルマッチを迎え、気合が入る。


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


対戦相手は、OPBF同級2位オマリ・キムウェリ(豪)。現在10連勝中のタンザニア人は、これまで12勝(4KO)2敗の戦績。


キムウェリは身長150センチと小柄ながら、思い切りの良いパンチを振り回し、序盤戦をリードした。


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


リングサイドでは小野選手の同僚、内山高志(左)、河野公平(右)の両世界王者が応援。真ん中は、歌手の元ライセンサー山川 豊 氏。


ロープに詰まる場面が多かった小野選手だが、あらゆるディフェンス技術を駆使し、キムウェリの猛攻をしのぐ。


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


第4ラウンド終了時の途中採点は、39ー37、39ー37で2者がキムウェリ。残る一人は同じスコアで小野選手。


ワイルドなパンチをぶん回したキムウェリがリードを奪う。


しかし、ここからワタナベ陣営の読み通り、キムウェリはペースダウンの様相を呈する。


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


ポイント挽回を図る小野選手は、プレスを強める。


ワン・ツーを中心にボディも攻め、巻き返した。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


しかし、キムウェリは単調になった小野選手に対し、時折スイッチしてその出鼻にステップインしてのロングフックでカウンター攻撃。


そして8回、小野選手が回り込み際にバランスを崩したところに、左フックでダメージを与えることなくラッキーなダウンを奪う。


これは小野選手には、気の毒なダウンだった。

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


第8ラウンド終了時のスコアは、76-75、76-75で2者がキムウェリ。


そして残る1者が、77-74で小野選手のリード。


9回以降、逆転を狙い小野選手は前に出る。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


攻める小野選手だが、キムウェリはステップインしてのロングフック中心に反撃。


完全なる攻勢は取りきれないラウンドが続く。


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


いよいよ、ラストラウンド。


ポイントは微妙だ。

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


試合終了ゴングと共に、両選手共に勝利ポーズ。


TV放送席解説の浜田剛史、セレス小林の元世界王者は、やや渋い表情。

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


緊張の場内に読み上げられた判定は、113-114、114-113、117-110の2-1で、小野選手を支持。


だが、「採点は微妙で、7ポイント差はないですよ」(山田純夫氏)という際どい勝利だった。


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


プロ13年目。初めて巻くチャンピオンベルトは、格別な思いだろう。昨年4月、現WBC世界ミニマム級王者 熊 朝忠(中国)を破っている新王者は、15勝(2KO)5敗2分の30歳。


「ベルトを巻くまで時間がかかったけど、うれしい」


そして試合後、話題のスーパールーキー井上尚弥(大橋)選手から挑戦状が提出された。


「井上は異例ずくめですから。強い相手と対戦させたい」と、井上選手擁する大橋会長は意欲満。


新王者は「(井上戦は)会長と相談して決めたい。今はゆっくり休みたい」。


そして新王者の渡辺会長は、「初防衛戦は指名試合なので、井上選手の挑戦を受けるのは早くてV2戦」としながらも、今後はミニマム級での世界挑戦も視野に入れる模様だ。


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】

PR: 想像を超える便利がある。新世代ScanSnap


モズリー再起!WBA王者マリナージ挑戦

$
0
0

元世界3階級制覇王者シェーン・モズリー(米)がカムバック。4月27日(現地時間)、ニューヨークのバークレイズ・センターで、WBA世界ウェルター級正規王者ポール・マリナージ(米)へ挑戦する。プロモーターは、ゴールデン・ボーイ・プロモーションで、ショウタイムを通じ全米にTV放映される。


昨年5月、WBC世界Sウェルター級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)に敗れたモズレーは、その1ヵ月後、「勝っても負けても引き分けても、全ての瞬間が好きだった」と、現役引退を表明していたのだが・・・。



WBAは最新ランキングでモズリーをウェルター級14位に入れている。


09年1月、大方の予想を覆しアントニオ・マルガリート(メキシコ)を破り、WBA世界ウェルター級スーパー王座に就いたのが最後の白星。その後は、フロイド・メイウェザーに敗れ、中堅のセルジオ・モラと引き分け。2011年はマニー・パッキャオに完敗。1年ぶりのアルバレス戦でも、全く良いところなく敗れ去っていた。


今年42歳になる元王者のカムバックの理由は、「経済的な問題」とされる。


2010年12月。裁判所は離婚した元妻ジン・モズレーに対し、毎月2万ドルの養育費を支払うことをモズリーに義務付けた。ジンが主張する毎月の必要経費を、公開されていた離婚訴訟資料から見ると。


洋服代5073ドル、宝石代1666ドル、美容代2000ドル、マッサージ師代360ドル、パーソナルトレーナー代720ドルなどとなっている。


モズリー最近のファイトマネーは、メイウェザー戦(2010年5月)、700万ドル(約6億1600万円)。モラ戦(2010年9月)、100万ドル(約8800万円)。パッキャオ戦(2011年5月)、500万ドル(約4億4000万円)。アルバレス戦(2012年5月)、65万ドル(約5700万円)。



カーンには敗れているマリナージ(右)


マリナージ戦では、とてもこれほどのファイトマネーを得ることは出来ないが、世界王者返り咲きで、再びビッグマネーを手に出来るかもしれないチャンスを得たことは確か。


マリナージは、ニューヨーク・ブルックリンの出身。昨年4月、ウクライナで地元の王者ヤケスラフ・センチェンコを、番狂わせの9回TKOで破り2階級制覇に成功。これまで32勝(7KO)4敗。愛称は、マジックマン。


昨年10月、オーバーウェイトのパブロ・セサール・カノ(メキシコ)を相手のV1戦は、11ラウンドにダウンを喫した末に、かろうじて判定勝利。王者の1ポイント勝ちが2人に対し、カノを支持したジャッジは、9ポイント差という考えられないスコアリングだった。


再びリングに上がらなければいけないモズリー。「金を稼ぎたい」気持ちは強いモチベーションだろうが、果たして肉体はどうなのだろう。



デュランvs石松。


モズリーと同じ年齢の頃、かつての”リングの王様”ロベルト・デュラン(パナマ)は、シュガー・レイ・レナード(米)戦の敗北から、1年3ヶ月ぶりにカムバック。パット・ローラー(米)に苦杯を喫するも、その1年半後に、またまたリング復帰。


ウィリアム・ジョッピー(米)の持つメジャー王座(WBA世界ミドル級)に挑戦。無惨な3回TKO負けを喰らったのは、47歳の時。それでもリングで戦い続けたデュランは、50歳の2001年まで戦い続けたのだが・・・。


モズリー再起、即世界挑戦。


「マリナージになら・・・」という可能性は、なきにしもあらず?


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】

五十嵐vs八重樫 4月WBCトリプル世界戦!

$
0
0

WBC世界フライ級王者五十嵐俊幸(帝拳)選手のV2戦は、元WBA世界ミニマム級王者八重樫 東 (大橋)選手を挑戦者に迎え、4月8日(月)、都内で開催される。正式発表は来週。


「五十嵐vs八重樫」4・8決戦!…WBC世界フライ級戦(スポーツ報知)


両者はアマ時代に4度対戦。1学年下の五十嵐選手が全勝という記録が残る。プロのリングでの初対決は、果たしてどんな結果になるのか。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


2階級アップの八重樫選手は、昨年6月、井岡一翔(井岡)選手とのミニマム級王座統一戦に敗れはしたが、大いに名前を売った。今月5日の再起戦はキャリア最高の49.9キロで計量パス。足を使った打たれないボクシングを展開。


「パンチをもらわないことを考えた」というスタイルで、サンムアンローイ・ゴーキャットジム(タイ)に9回KO勝ち。さらに1キロ重い50.8キロのフライ級リミットでは、どんな動きを見せるのか。サウスポーの王者は、足が速い。やはりパワー勝負に持ち込み、活路を見出したいところ。


サウスポーの五十嵐選手は、166センチの長身を活かしたアウトボクシングを主体とするが、最近はたくましく打ち合う場面も見せる。王座を獲得したソニー・ボーイ・ハロ(比)戦、初防衛のネストール・ナルバエス(亜)戦と、いずれも拙戦をものにして自信をつけた。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


互いに気合が十分入る日本人対決。


打撃戦に巻き込まれることなく、アウトボクシングに徹すれば五十嵐選手優位は動かないが、終盤戦足が止まる場面が出てくると、八重樫選手にもチャンスが出てくる。


フライ級の八重樫選手にプラスアルファはあるのか。初防衛を果たした自信が、王者のさらなる成長を引き出すか。面白い一戦になりそうです。


同日は、WBC世界バンタム級王者山中慎介(帝拳)vs指名挑戦者マルコム・ツニャカオ(真正)戦。WBC世界Sフェザー級王者ガマリエル・ディアス(メキシコ)vs挑戦者三浦隆司(帝拳)戦もあわせて開催される、WBCトリプル世界戦。


4月はWBA世界Sフェザー級王者内山高志(ワタナベ)選手のV7戦、WBA世界Sフライ級王者河野公平(ワタナベ)選手のV1戦が、ダブルで開催予定。


また、WBA世界Lフライ級王者井岡一翔(井岡)選手、WBA世界ミニマム級王者宮崎 亮 (井岡)選手の防衛戦。そして、WBC世界Sフライ級王者佐藤洋太(協栄)選手のV3戦も、同時期に開催が見込まれる。


ボクシングファンにとっては忙しい季節になりますね。(^O^)/


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】

PR: 【今だけ】プレミアムキャンペーン実施中!

サリドvsガルシア NYトリプル世界戦!

$
0
0

2013年、世界タイトルマッチのビッグエベント新春第1弾は、ニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデン(シアター・5千人収容)で開催されるトリプルタイトルマッチから。永らく日本に滞在していた山田純夫氏も、この興行に合わせて帰国する。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


一番の注目は、ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)にニタテを喰らわせたWBO世界フェザー級王者オルランド・サリド(メキシコ)に、同級1位、30戦無敗(26KO)のミゲル・アンヘル・ガルシア(米)が挑む一戦。


そして、かつて日本で長谷川穂積(真正)選手とWBC世界フェザー級王座を争い敗れながらも、見事に力で再浮上を成し遂げたファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)が、WBO世界Sフェザー級王者ローマン・マルティネス(プエルトリコ)に挑む一戦は、日本のファンとしては大いに気になるところ。


米国進出第2戦となるWBA世界ミドル級正規王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)は、ガブリエル・ロサド(米)の挑戦を受ける。


米HBOを中心に、メキシコ、ハンガリーなどに放映される3大世界戦の舞台、M・S・Gの座席配置は以下の通りで、チケット価格は200ドル(約1万8千円)、100ドル(約9千円)、50ドル(約4千5百円)、25ドル(約2250円)となっている。


TICKETMASTER.COM

BOXING MASTER/ボクシング マスター

東京国際フォーラムと似てますね。


そしてさらに、Madison Square Garden の販売ページを直接のぞくと、さらに細かな価格設定がなされており、リングサイドかぶりつき、650ドル(約5万8500円)という特別席もある。


良い席は思い切り高くなっていますが、100ドル以下の席が主力といえるようです。


ボクシング興行が”スポーツ史上最大のイベント”となった、1970年のモハメッド・アリvsジョー・フレージャーの一戦が、M・S・G(アリーナ)で開催された時のリングサイド席は150ドル。日本円に換算すると、当時は5万4千円。今のレートだと、約1万3500円。


もっともアリvsフレージャー戦の150ドル席は大きなプレミアムがつき、千ドルから1500ドルで取引された。




同じ1970年に東京で開催された、”世紀の一戦”。フェザー級王者西城正三(協栄)vsSフェザー級王者小林 弘 (SB中村)の、世界王者対決のリングサイド席は8千円。現代と比較するとどうなんでしょうか?


当時のプロレス&ボクシング誌の定価は250円でした。


さて、今回二つのWBO戦とゴロフキンのWBAタイトル戦が一緒に組まれた背景には、HBOの経費削減という事情がある。


ゴロフキンが昨年9月、グジェゴシ・プロクサ(ポーランド)とニューヨークで戦った米国進出第1戦は、HBOで放映されたが、視聴者68万人でHBO最低視聴率(昨年度・試合時点)を記録。クリチコ兄弟の米国プロモーション会社「K2プロモーション」が売り出しに懸命なゴロフキンは、好ファイトで存在をアピールせねばならない。


サリドvsガルシア戦も好ファイトとなれば、勝者の知名度はさらに上がる。マルティネス、ブルゴスの両選手にとっても、名前を売る絶好の機会。


面白くなりそうですね!


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】

PR: 想像を超える便利がある。新世代ScanSnap

WBA世界バンタム級 ”3人目”の王者決定戦!

$
0
0

WBA世界バンタム級は、現在、WBC世界Sバンタム級王座挑戦に失敗したアンセルモ・モレノ(パナマ)がスーパー王者として君臨。継いで、正規王者に亀田興毅(亀田)選手が認定されているのだが、3人目の世界王者決定戦が、また行われる。

プロモーターの希望でWBAランキング上位に紛れ込んだ同士、2位ロベルト・バスケス(パナマ)と、3位ジョン・マーク・アポリナリオ(比)は、昨年11月、暫定王者だったウーゴ・ルイス(メキシコ)の後釜決定戦を、強引に行うも引き分け。

「またやるさ!」と思っていた再戦が、3月16日(現地時間)パナマと決まった。



初戦はバスケスが3年ぶりのバンタム級ウェイトでの試合。アナポリオは、対戦相手がトイレに駆け込み2回で終わった試合を含め、2年間で2試合目というお粗末な同士の顔合わせだった。

暫定王者=指名挑戦者というWBAスタイルだが、正当王者と同じ世界チャンピオンベルトを肩にして、歓喜の表情を浮かべる暫定王者を見るたびに、「勘違いだよ。そうじゃないだろ」という不快感を抱く、ボクシングを愛する人々は、世界中に多いことだと思う。

まァ、どちらが勝ってもよいが、この二人のランキングの下は、4位ウーゴ・ルイス(メキシコ)、5位亀田和毅(亀田)選手と続く。

バスケスの3階級制覇(暫定含む)は、パナマの期待なのかもしれないが、古い歴史を持つパナマボクシング界の反応はどうなのだろう。

WBAメンドサjr副会長と袂を分かち、その後、パナマ・ボクシング・コミッショナーとなったホセ・オリバー・ゴメス氏に、意見を聞きたいものだと思う。(やってみます!)



偽者挑戦者が発覚した韓国ボクシング界は、一気に大衆の支持を失った。WBAが意味のない世界チャンピオンベルトをばらまくことは、名前を変えた偽者挑戦者を世界戦のリングに上げることと、変わらないと思います。

暫定王者が指名挑戦者といっても、正当な上位ランカー同士で争われるケースは稀で、プロモーターのご都合を飲み込んでのマッチメークばかりが目立つのも、暫定戦の特徴。したがって、実力不十分と見られる指名挑戦者もいる。

暫定王座は認めなくて良いが、指名挑戦権は価値があり、大変魅力的なだけに、日本人選手がこの権利を獲得できる道を確保することは必要。

4団体加盟となり、WBAのみ日本人選手が指名挑戦者となりえるチャンスを原則的に失うことには、ぜひ一考をと思う次第です。

応援、深く感謝です!→  【ブログ・TOP】

NY 3大世界戦 サリドvsガルシア他 結果!

$
0
0

19日(日本時間20日)、ニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデンで開催された注目のトリプル世界戦。


第1試合は、WBO世界Sフェザー級王者ローマン・マルティネス(プエルトリコ)vs挑戦者同級1位ファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)の一戦。


前に出る王者を挑戦者が迎え撃つ展開。終盤はスタミナをロスしながらも前に出たマルティネスだが、ブルゴスはインサイドから冷静にパンチを集めて対抗。12回を終了し発表されたスコアは、大きく割れていた。


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター


米国人ジャッジ3人のスコアは、116-112でマルティネス。逆に117-111でブルゴスと、114-114のイーブン。


返り咲き王者マルティネスが、引き分けで辛くも王座の初防衛(通産4度目)に成功した。ブルゴスには惜しい引き分けだった。再戦の機会が与えられることだろう。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


第2試合。WBA世界ミドル級正規王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)は、ガブリエル・ロサド(米)の挑戦を受けた。


試合はチャンピオンが立ち上がりから前に出て強いプレッシャーをかけると、挑戦者はただ下がるのみで
、何も出来ないという展開。


2回に挑戦者は右目上をカット。序盤から勝負の行方が見えた試合は、第7ラウンド、ロサドコーナーからタオルが投げ入れられて終了。


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


TKOタイム7回2分46秒。


圧倒的強さでゴロフキンが米国進出第2戦を飾った。25戦全勝(22KO)。


メインのWBO世界フェザー級タイトルマッチは、王者オルランド・サリド(メキシコ)に30戦無敗(26KO)の指名挑戦者ミゲル・アンヘル・ガルシア(米)が挑んだ。予想は、挑戦者有利。


試合は初回、早くもガルシアが2度のダウンを奪い先制。サリドは前に出てペース奪回を図る。しかし、ガルシアはいつものように距離を取り、的確なカウンターを随所に決める。


3回にも王者はダウンを喫し、続く第4ラウンドも、ダウン(スリップ気味)をスコアされてしまう。


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター


以後も愚直に前進を続け逆転を狙うサリドだが、ガルシアは左ジャブ、フック。右アッパーで冷静に対処。


王者得意の接近しての乱打戦にはならない。


挑戦者の一方的リードで迎えた試合は、第8ラウンド、偶然のバッティングによりガルシアは鼻骨を骨折。


この回終了後のドクターチャックで、続行不可能と判断され、勝負は負傷判定へ。


BOXING MASTER/ボクシング マスター

BOXING MASTER/ボクシング マスター

ジャッジ3者は、79-69-79-69、79-70の圧倒的大差でガルシアを支持。


ノニト・ドネア(比)と同じキャメロン・ダンキンをマネジャーに持つガルシアが初の世界王座を獲得した。今後のフェザー級はガルシアを中心に動くことになろう。


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】


PR: So-net モバイル WiMAX

巨人、大鵬、卵焼き。ファイティング原田

$
0
0

19日、元48代横綱大鵬の納谷幸喜(なや・こうき)さんが72歳で逝去された。謹んでご冥福をお祈り申しあげます。


『巨人、大鵬、卵焼き』


古い人間にとっては、不滅のフレーズである。


納谷氏の訃報を伝えるスポーツ報知紙は、1963年元旦付け紙面にに使用された写真を掲載。不滅の大横綱大鵬関と、巨人軍 王 貞治選手、そして世界フライ級王者ファイティング原田選手の3人が並んでいる。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


大鵬関は1956年、16歳で大相撲の世界に入り1971年の引退まで、途中休場以外で負け越したのは一度だけ(7勝8敗)、幕内優勝通算32回はいまだ破られずという、圧倒的強さを誇った。


「正月企画では、必ず私と大鵬さんと、巨人軍の選手が顔を合わせていましたね」


原田氏は、「私の支えだった」と追悼のコメントを贈っている。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


1961年に横綱昇進した大鵬関は、60年代の大ヒーロー。樺太からの最後の引き上げ船で北海道に渡った納谷氏は苦難の少年時代を送るるが、16歳の時、北海道巡業にやって来た大相撲が角界入りのきっかけ。


横綱昇進後、引退が取りざたされた場面は、一度や二度ではなかったが、厳しい稽古が、幾たびのケガを乗り越えての記録達成につながった。


原田氏は「自分には才能がない。人の二倍、三倍やらないと、とても追いつかない」と、常に厳しいトレーニングを課した。笹崎会長にして、「原田とのトレーニングは戦いだった」と語っている。


「こっちも、このやろうという気持ちでぶつかった」(原田氏)



王選手は、甲子園優勝投手から大いに期待され巨人軍入りするも、「投手としては大成しない」と言われ打者転向。しかし、「王は王でも、三振王」と呼ばれる始末で、プロ3年目には、トレード話しもあったほど。


真面目という表現しか浮かばない王選手だが、当時は寮を脱走して夜遊びに出ることしばしばで、精神的弱さが結果につながらないといわれた。そんな時、、荒川 博 氏が巨人軍の新コーチとしてやってくる。


その後二人は、「見学に訪れた人間全員が、思わず正座して観ていた」という程の厳しい練習を繰り返し、”一本足打法”を編み出していく。


20日の読売新聞に、「厳しい人は親身でもある。苦言は人生訓。それが、稽古場で学んだ私の人生訓です」との大横綱・大鵬関の言葉があった。


ともすれば、厳しさが忘れられがちな昨今。


厳しさを逆返しにする、頑張る心、大切ですね。


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】

ジミンさん 「サーシャvsドネアは・・・」!?

$
0
0

元ソ連ナショナルチームのコーチを務め、協栄ジムにトレーナーとして19年間在籍。その後、沖縄ワールドリングジムを経てロシアへ活動拠点を移したジミン・アレクサンドル氏と久々にお会いすることが出来た。


「元気ですか、ジミンさん」(^-^)/


「元気、元気!」(^O^)/


BOXING MASTER/ボクシング マスター


今年、65歳になるというジミンさん。特徴ある日本語は、相変わらず健在でした。(^_^)v


現在はモスクワが活動拠点、その環境は大変良いそうです。


「サーシャ、チャンスほしい。IBO、力ないダメ!」(`×´)


「ジミンさん、サーシャvsドネア、ファイトどうですか?」(^-^)/


「オ~、セイム、セイム。ダイ、ジョ~ブ!」('-^*)/


コンビを組んで13年目を迎えるサーシャ・バクティン選手のメジャー王座挑戦を切に願うジミンさん。


Sバンタム級最強と目されるWBO世界同級王者ノニト・ドネア(比)の次戦は、4月27日ラスベガスでWBA世界同級正規王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)相手に行われる予定。


そして、この対戦が実現すると勝者はWBAスーパー王者となり、正規王座が空席となる(全く変な制度ですが)。


その場合、1位の暫定王者スコット・クイッグ(英)が正規王者に昇格するのか、空位となる王座決定戦が行われるのか。WBAのやることはわからない。(^_^;)


現在、2位はヨアンドリナス・サリナス(キューバ)。3位にサーシャ選手が位置している。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


「勇利、ナザロフ。ジミンさんが教えているのを見ながら、たくさん勉強させてもらいましたよ」(^-^)/


WBC世界Sフライ級王座2度目の防衛を果たした佐藤洋太(協栄)選手も、サーシャ選手の動きを研究し、盗んで自分のものにしてきた一人である。


協栄ジムにとっては、ひじょうに存在感の大きかった師弟コンビでした。


「サーシャ、世界チャンピオンにしてくださいよ!」(^-^)/


「ダイ、ジョ~ブ!ノー・プロブレム!」(^_^)v


とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。今年はジミンさんも、忙しくなりそうです。


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】


一括見積もりの電話、メール対応はもう嫌という方におすすめの引越しサービスが登場

ブラッドリーvsガンボア 3階級アップ!?

$
0
0

昨年6月、マニー・パッキャオ(比)を降しWBO世界ウェルター級王座を獲得し、2階級制覇に成功したティモシー・ブラッドリー(米)だが、3月16日(HBO放映)に予定されている次戦相手がなかなか決まらない。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


パッキャオ戦では500万ドル(約4億四千五百万円)+PPVボーナスというキャリア最高のファイトマネーと共に、ビッグな勝利を手に入れたブラッドリーだが、あてにしていたパッキャオ再戦は実現せず、パッキャオはファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)との対戦を選択。


そして、ダウン応酬の末、アッと驚くマルケスのKO勝利に終わった4度目の対戦を終え、両陣営は5度目の対戦に動いており、その実現性は大で、またまた、ブラッドリーの出番はない。


そんな状況下、金になる対戦相手に逃げられたブラッドリーの対戦相手として、WBA世界Sフェザー級暫定王者ユーリオルキス・ガンボア(キューバ)が浮上している。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


Sフェザー級から、3階級アップのウェルター級王座挑戦。


以前から重いクラスでの戦いを示唆していたガンボアの言動からすると、驚くべきことではないのかもしれないが、これが実現したら凄い。


トップランク社と契約で揉め、ブランクを作ったガンボアを救ったのは、ラッパー50セントのSMSプロモーションで、契約を買い取るために120万ドル(約1億7百万円)を支払ったとされている。そのため、先のファレナス戦での取り分は、公表5万ドル(約445万円)と安かった。


ブラッドリーのマネジャーは、ノニト・ドネア(比)、ミゲール・アンヘル・ガルシア(米)らを擁するやり手、キャメロン・ダンキン(下写真中央)。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


選手、マネジャー、プロモーターの思惑が、金銭的に一致すればこのカードは実現するだろう。


身長166センチ(実際はもっと小さいか)のガンボアに対し、ブラッドリーは168センチと、身長差はこれまで戦ってきたウェイトほどでもない。


ブラッドリー、29戦全勝(12KO)無敗。ガンボア、22戦全勝(16KO)無敗。


「スピード勝負」になるだろうが、やっぱりブラッドリーですかねェ。最高の状態のガンボアが、どこまでやれるのか。ひょっとしてはあるのか、実現を大いに期待したいカードです。


応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】


一括見積もりの電話、メール対応はもう嫌という方におすすめの引越しサービスが登場

PR: 想像を超える便利がある。新世代ScanSnap

Viewing all 10934 articles
Browse latest View live