30日、東京・大田区総合体育館で5度目の防衛戦に挑んだ、WBC世界ライトフライ級チャンピオン拳四朗(BMB)選手は、序盤から同級7位サウル・フアレス(メキシコ)を圧倒。挑戦者に付け入る隙を与えず、大差の判定勝利を飾った。
立ち上がりから王者のフットワークと速い左が試合を支配。中盤以降はKOが期待された。
ボディも効いていた挑戦者だが、最終ラウンドまで粘りを発揮。
公式スコアは120-108、119-109、119-109。安定したボクシングでV5に成功した王者は、笑顔を見せながらもKOを狙い焦り過ぎたことを反省。今後の目標として、元WBA世界同級王者具志堅用高(協栄)氏の持つ13度の連続防衛記録への挑戦を掲げた。海外でのj評価も高い、拳四朗選手の今後に注目。