20日、東京・大田区総合体育館。WBA、IBF統一世界ライトフライ級タイトルマッチ。チャンピオン田口良一(ワタナベ)vs挑戦者・元WBA世界ミニマム級王者・IBF6位ヘッキー・ブドラー(南ア)。試合は初回から積極的に仕掛けた挑戦者が、手数、有効打で王者を上回り、着々とポイントを積み重ねて行った。
動きの速いブドラーに対し田口選手は、右アッパー、左ボディで突破口を見出そうとした。
挑戦者リードで迎えた最終ラウンド。ついに田口選手の左フックが爆発し、ブドラーがダウン(サム・ウィリアムス(米)主審はスリップと裁定したが、ラウンド終了後にダウンに訂正)。
終了ゴングまでブドラーを追い回した田口選手だったが、終了ゴングに逃げ込まれた。敗者は「自分がダメ。受け入れます」と潔く負けを認めた。
公式スコアはマイク・フィッツジェラルド(米)、ネヴィル・ホッツ(南ア)、中村勝彦(日本)が揃って114-113でブドラー(最終回は10-8に訂正)。
2階級制覇を達成したブドラーは、スロースターターの田口選手に対し初回から仕掛けた作戦がまんまと的中し、してやったりの笑顔。「勝ててうれしい。すごく公平なジャッジだった」と語った新王者の初防衛戦はオプション契約により日本で行われる。そしてブドラーは、「相手は田口でもいい」と付け加えた。
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