「同じウェルター級タイトル戦で、メインが正規で、セミが暫定。こういう興行はどうかと思いますよ」(`Δ´)
「WBAは今に始まったことじゃないですからね。もう、驚きませんよ」(^_^;)
エイドリアン・ブローナー(米)vsマルコス・レネ・マイダナ(亜)の、WBA世界ウェルター級正規戦(14日・米サンアントニオ)興行のセミファイナルは、WBA同級暫定タイトルマッチ。暫定王者キース・サーマン(米)が初防衛戦に登場。これまで21戦全勝(19KO)1NC無敗のハードパンチャーだ。
挑戦者ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)は負けも多いが、常に強い選手と戦ってきた、タフで粘り強いファイター。28勝(18KO)8敗3分。
ジミー・レノンJrリングアナ(左)と、アウレリオ・フィエンゴ(パナマ)WBA立会人。
試合開始。初回こそ挑戦者の右が一発王者を捕らえたが、主導権を握ったのはチャンピオン。
前に出てくるカラスを冷静に捌き、出ばなに強打を打ち込んだ。
しぶといカラスもよく前に出たが、サーマンのパワーが一枚上手。
カラスはダメージを蓄積していった。そして第5ラウンドには、左アッパーで最初のダウン。
ダウン後も、前に出て健闘のカラスだが、勝負を決したのはサーマンの強打。
第9ラウンド。左フックで挑戦者の動きを止めた王者は一気のラッシュ。
タフなカラスもキャンバスへ落ち、ジョン・スコール主審はすかさずすストップ。
TKOタイム9回2分21秒。
バーナード・ホプキンス(米・左から2人目)も加わって、勝利を喜ぶサーマン陣営。トレーナーはダニエル・バーミンガム(右端)。ウインキー・ライト(ピーター・クイリンに敗れ引退)のトレーナーも務めていた。
「面白いことにメインよりもセミの方が、ウェルター級らしい迫力がありましたよ」(山田純夫氏)
強打のサーマンは、今後、知名度を上げてビッグマッチ戦線へ乗り込んで来ることだろう。
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