12月1日(現地時間11月30日)、カナダ・ケベックシティ。WBO世界Lヘビー級戦と同じ興行に、WBC世界同級王者アドニス・スティーブンソン(ハイチ→カナダ)が登場。2度目の防衛戦に挑んだ。
挑戦者は同級1位トニー・ベリュー(英)。20勝(12KO)1敗1分。この試合は指名試合。
WBC立会人は、アルベルト・レオン(米)氏。
マイケル・バッファー氏のコールで、いよいよ試合開始。
初回から積極的に仕掛けた王者が、早速、試合の主導権を握った。
190センチの長身を誇るベリューは、カウンターに活路を見出そうとしたが、スティーブンソンには通じない。
第6ラウンド、王者得意の左を直撃された挑戦者は、キャリア初のダウンを喫する。
悠然とニュートラル・コーナーへ向かうチャンピオン。
そして、立ち上がって来たベリューに、スティーブンソンの左2連発が命中。
青コーナー付近で棒立ちとなった挑戦者は、マイケル・グリフィン主審のストップに救われ試合終了。
TKOタイム6回1分50秒。
5回までジャッジ2者がフルマーク。指名挑戦者を一蹴した王者は、IBF世界同級王者バーナード・ホプキンス(米)との対戦をアピールした。
23勝(20KO)1敗。36歳のチャンピオンは、まだまだ意気盛ん。今後に注目!。