3日、大阪ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育館)で開催されるトリプル世界戦の前日計量で、メインのSフライ級王座統一戦でIBF王者亀田大毅(亀田)選手と戦う、WBA王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)はリミットの52・1キロをクリアできず王座を剥奪。
試合は予定通り実施され、大毅選手が勝てば統一王者となり、敗れると両団体とも王座は空位となる。
ソリスは1度目の計量で1・4キロオーバー。約1時間後の2度目でも1・1キロ超過すると、「これ以上は無理」と怒り出し、水をがぶ飲みしギブアップ。
体重超過した選手は最初の計量から2時間の制限時間が与えられ、体重を落とす努力をするが、ソリスは最善を尽くすことなく王座を剥奪された。「寒くて減量がうまくいかなかった」。
この辺りはソリスが腕を磨かせてもらった、ベネズエラの先輩王者ロレンソ・パーラと全くそっくりで、世界王者の権威と統一戦の価値をおとしめる結果となった。
TBSが19時から約3時間の放映枠を取り、そのメインカードとしてファンの期待を受けていた大毅vsソリス戦だけに、関係者のショックの度合いも計り知れる。
日曜日のカナダの試合から、一度ニューヨークに戻り、明日の朝、関空へ到着、この試合を取材する山田純夫氏。ちょっと前の電話で、「何か変わったことありますか?」と聞かれれたが、「特に変わったことは」と答えてしまった。
さぞかしショックを受けることだろう。(^_^;)
とにかく残念なことになってしまいました。