米トップランク社と契約、アジアから世界の英雄を目指す、五輪2連覇、中国の”黄金の拳”ゾウ・シミン(中国)のプロ転向第3戦は、パッキャオvsリオス戦のアンダーカード(PPV第2試合)として24日、マカオのベネチアン・リゾート・コタイ・アリーナで行われた。
対戦相手は、4戦全勝(1KO)のフアン・トスカノ(メキシコ)。
「タフで、そんなに悪い選手じゃないですよ」(山田純夫氏)
この日のゾウは手数も多く、これまでの試合よりもずっとアグレッシブ。毎ラウンド、激しくメキシカンを攻め込んだ。
トスカノはゾウのパンチで右頬を切り裂かれ(3回)、苦しいラウンドが続く。
最後までKOへの執念を見せたゾウだったが、トスカノはダウンを拒否。
試合はそのまま規定の6ラウンドを終了。
「ゾウの相手はここまでの3戦、みんな悪い相手ではないですよ。それなりのレベルを持ってる選手を選んでいますよ」(山田純夫氏)
60-52、60-54、60-54の大差でゾウがプロ3連勝を飾った。
「ゾウは良かったですよ。ストップ出来なかったのは相手がタフだったからです」(山田純夫氏)
今年4月のデビュー4回戦から破格の30万ドル(約3千万円)というファイトマネーを得た“黄金の拳”は、「8戦目で世界王者になったレオン・スピンクスよりも少ない試合数で世界王者になる」(フレディ・ローチ)。
さらに、ボブ・アラムは「ゾウ・シミンは引退するまでに、これまでのパッキャオのどんな試合よりも大きなファイトマネーを手にすることになる」とまで断言。
その場はマカオ。
観戦に行かれたファンからの送信。「マカオ最高!」だそうです。ありがとうございました。(^-^)/
来年は日本期待のロンドン五輪ミドル級金メダリスト村田諒太(三迫)選手も、”黄金の拳”ゾウと同じリングに立つことになる。
日本伝統のフライ級。ゾウの前に立ちはだかる日本人選手の出現にも期待!。