14日(日本時間15日)、ラスベガス・MGMグランド。WBC世界Sライト級&WBA世界同級スーパー王者ダニー・ガルシア(メキシコ)vsWBC世界同級暫定王者ルーカス・マチュセ(亜)の一戦は、スリリングなKO勝負が予想された。
背広姿のバーナード・ホプキンスは、同郷ペンシルバニア州フィラデルフィア出身のガルシアのサポーター。
スーツ姿は、マチュセの自国でのプロモータ、マリオ・アラノ氏。
試合開始。
試合はファンの期待通り、スリリングな立ち上がりを見せた。打ってくるマチュセにガルシアは得意の左フックを合わせる。
序盤戦、動きの固いガルシアに対し、好調を思わせたのはマチュセの方。
しかし、4回からガルシアは「ボディを打って動きを止めようと思った」と、強い左ボディを打ち始めると、マチュセの動きが鈍りはじめる。
ガルシアの左アッパーがマチュセを襲う。
第7ラウンド。ガルシアの左で、マチュセの右目周辺は腫れあがった。
勝負の明暗を分けたのは第11ラウンド。開始早々、強い右でガルシアのマウスピースを吹っ飛ばしたマチュセ。
しかし攻めきれず、一息つくタイミングでガルシアが上手く体を入れ替える。
全く油断した形となったマチュセは、左フックを貰いキャンバスへしりもち。
しかし、ダメージはなくマチュセは反撃に出た。10-8でガルシアのラウンドとなったが、マチュセにとっては全く惜しまれるダウン。
ラストラウンド。ガルシアはローブローで減点1を取られる。
激しい打ち合いの中、最終ラウンド終了ゴングを聞いた。
ガルシアも己の勝利を確信。
そして判定は、115-111、114-112、114-112の3-0でガルシア。
スコアカード。11ラウンドの明暗が勝負を分けた形となった。
27戦全勝(16KO)無敗としたガルシアは、「しばらく家族と共に休みたい」。
今後の路線に注目。
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