元世界王者同士の名城信男(六島)選手と、デンカオセーン・クラティンデーンジム(タイ)によるWBA世界Sフライ級暫定王座決定戦が、8月23日にタイ国内で行なわれることが発表された。スポーツ報知は、”えっ?5位・名城と4位・デンカオセーンで暫定王座戦 ”と擬音系で報道。
さらに『物議を醸しそうな6度目の世界挑戦』とし、正規王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)が健在であり、ランク4位と5位の選手による”暫定”王座決定戦に、『えっ』と疑問を投げかけている。
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ボクシングファンならご存知の通り、長らく世界ランクにいる4位vs5位によるWBA暫定王座決定戦は、最近ではいたってまともな組み合わせ。
8月10日(日本時間11日)、WBA本部があるパナマで予定されるSバンタム級暫定王座決定戦は、9位ネオマル・セルメニョ(ベネズエラ)と10位オスカル・エスカンドン(コロンビア)の対戦。これさえもまともな方で?、有力選手vs”ランク外→無理やりランク入り”のケースも珍しくない。
バンタム級3位ジョン・マーク・アポリナリオ(比) のような、幸運児もいるのである。
さて、日本国内では認められていない、無意味なWBA暫定王座。名城選手が、『3度目の同一階級での世界王座奪取に挑む』(スポーツ報知)が適切であるとは思えないが、このタイトルを獲得すると同級1位にランクされ、正規王者への指名挑戦権を掴むことが出来る。
WBAは指名試合でのオプション(興行権)行使を認めておらず、指名挑戦権を得るメリットは計り知れず大きい。名城選手には、ぜひ、世界1位として正規王者への挑戦権をゲットしてほしいと願う。
1980年8月、米デトロイトでサムエル・セラノ(プエルトリコ)をKOし、WBA世界Sフェザー級王座を奪取した世界1位・上原康恒(協栄)選手は、初防衛戦から破格の20万ドル(約4千5百万円)のファイトマネーを得た。
2度目の防衛戦は指名挑戦者となったセラノが相手。この時は日本開催の弱みに付け込まれ、プエルトリコ陣営に散々ゴネられた挙句、セラノに7万ドル(約1400万円)のファイトマネーを支払うハメになってしまったが・・・。
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