16日(日本時間17日)米ニュージャージー州アトランティックシティで行われたWBC世界ライト級タイトルマッチ。王者エイドリアン・ブローナー(米)は、アントニオ・デマルコ(メキシコ)から奪った王座の初防衛戦。
陽気に入場のチャンピオン。右は代理人アル・ヘイモンの右腕サム・ワトソン。
23歳の王者は、これまで25戦全勝(21KO)。
挑戦者は元WBA世界Sライト級王者ギャビン・リース(英)。37勝(18KO)1敗1分。
この試合に2階級制覇を賭ける。
リースのトレーナー、ゲイリー・ロケット(英)は、2008年6月に当時のWBC、WBO王者ケリー・パブリック(米)にこの日と同じ会場で挑戦。いいところなく3回TKOで散った。同じ英国ウエールズ出身の弟子にリベンジを賭ける。
上は英国でリースをプロモートする「マッチルーム」社代表のエディ・ハーン。多種のスポーツイベントを手がける父のバリーからボクシング部門を任せられ、IBF世界Sミドル級王者カール・フロッチも傘下。
リングアナはお馴染み、マイケル・バッッファー。
アール・ブラウン(米)主審の注意を聞く両選手。
初回。攻め込んだのは挑戦者。
様子見といった感じで、王者はほとんど手を出さなかった。
ジャッジ1者は、リースにポイントを与えた。
2回になると、パワーの差が明らかになってくる。
必死に前に出るリースだが、ブローナーの前では非力さが目だってしまう。
余裕のチャンピオン。
第4ラウンド。リースはついにダウンを喫する。
そして第5ラウンド。
懸命に前に出るリースは接近戦に活路を見出そうとするが、王者は一気に挑戦者を粉砕する。
接近戦、際どいところをブローナーは見逃さず強烈ばボディブローを見舞うと、リースはキャンバスへ崩れた。
立ち上がったリースに、ブローナーは一気の猛攻。
残り1秒、ブラウン主審のストップと同時に、挑戦者コーナーからタオルが投げ入れられていた。
TKOタイムは、5回3分ちょうどとなっている。
30-1の掛け率通りの楽勝に、ご機嫌のブローナー。
まだまだ強くなりそうな予感のするチャンピオンの次戦は5月4日(現地時間)、ラスベガスで開催されるフロイド・メイウェザー(米)出場の興行に出場予定で、Sライト級進出も視野に入れる王者の対戦相手は気になるところ。
ビッグマネーを求めて、強い相手と戦っていくことになりそうです。
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