JBC(日本ボクシングコミッション)は、これまで日本未公認だったIBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)への4月1日からの加盟を発表。国内でのプロボクシング世界タイトル戦は、世界の趨勢にならいWBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)と合わせて4団体承認となる。
一方、メジャー4団体の世界タイトル戦承認による、世界王者の乱立や権威の低下を防ぐため、日本プロボクシング協会(JPBA)は、国内で世界タイトルに挑戦する選手は、元世界王者や日本タイトル、東洋太平洋タイトル獲得経験者、及び指名試合での挑戦者に限定するというハードルを設けた。(国外での挑戦は除外)
日本ボクシング界の鎖国も終わり、ついに開国へ。プロボクシング界は新時代を迎える。
そんな時代に台頭してきたビッグルーキー井上直弥(大橋)選手には、大きな期待が集まる。
高校生初のアマ7冠を達成した日本Lフライ級5位井上選手のプロ第3戦は、4月16日、東京・後楽園ホールで日本同級1位佐野友樹(松田)選手との10回戦。この試合は、フジテレビが午後7時から2時間枠の予定で生中継することが内定している。
JPBA会長も務める大橋ジムの大橋秀行会長は、「井上を日本人最初のWBO王者にさせたい」と強調。
WBO世界Lフライ級王者ドニー・エニテス(比)の名前を出し、「狙っています」と宣言した。
ニエテスは、31勝(17KO)1敗3分。WBO世界ミニマム級王座も制している2階級制覇王者。唯一の敗戦もインドネシア遠征でスプリット判定負けを喫したもので、ここ8年間負けを知らない。
『世界戦の日本開催がさらに活性化しそうだ』との期待がある一方で、世界王座の権威守れるか=名ばかり王者乱立の懸念(時事通信) という声があるのも事実。
「伝統あるWBAが無意味な名称の王者を乱立させるなど、統括組織として十分に機能しているとは言えない。」は誰もが認識している事実で、このあたりから足元を引き締めていかねばなるまい。
世界タイトルの権威を護る事は、王者の報酬を護ることに相通ずる。
誰が日本人初のWBO王者となるのか。(IBFはバンタム級新垣 諭 選手がいる)
魅力あるチャンピオンの誕生を期待したい。
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