WBC世界Sウェルター級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)は、オフィシャル・ツイッターで5月4日(現地時間)米ラスベガス・MGMグランドに於いて、WBA世界同級王者オースティン・トラウト(米)と戦うことを発表。
同日、同じ会場で戦うWBC世界ウェルター級王者フロイド・メイウェザー(米)が、WBC同級暫定王者ロバート・ゲレーロ(米)を破り、カネロがトラウトを退けた場合、9月14日にメイウェザーvsアルバレス戦が実現することになった。
しかし、アルバレスが選んだ相手トラウトは、派手さは全くないが、戦う選手にとっては最もいやらしく、やりにくい相手。
「メイウェザーに勝てる唯一の要素を持っている選手だと思います」と常々語る山田純夫氏は、「これまで敵地で、どんなに不利な条件も乗り越えて勝って来ているのは、ある意味、感動ものですよ」と続ける。
昨年12月、ミゲール・コット(プエルトリコ)に勝利したトラウトは、「これでビッグチャンスにありつける」と、ハングリーな心情を素直に表現した。
コット戦をリングサイドで観戦したアルバレスの目に、トラウトはどう映ったのだろうか。
成長著しいアルバレスは、キャリアを積み自信をつけた。
メイウェザーとの対戦が実現すれば、ビッグマネーが手に入る。
余りに先を見すぎた自信は、墓穴を掘ることになりかねない。
相手の自信を吸収し、利用してしまうかのようなテクニックを持つトラウト。
まだ、危険をおかしてまで勝ちにいったことがない男が、どんなボクシングを見せるのかに注目したい。
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