今年9月、セルヒオ・マルチネス(亜)にWBC世界ミドル級正規王座を終われたフリオ・セサール・チャべスJr(メキシコ)は、ネバダ州コミッションによる試合後のドーピング尿検査で、マリファナ陽性反応が発覚。自身も過ちを認め、再出発の決意を表明している。
なお、チャベスJrのマリファナ公聴会は、来年1月8日(現地時間)行われる予定。
他にアントニオ・マルコ・ルビオ戦の2週間前に飲酒運転で逮捕された件は、執行猶予3年とアルコール中毒者ミーティングへの参加義務付けの判決を受けている。
マルチネス戦を前に、偉大な父チャべス・シニアの言葉にも耳を傾けず、トレーナーであるフレディ・ローチのトレーニングプランも従わなかったジュニアは、再出発にあたりローチとの関係を清算。新たにナチョ・ベリスタイン、ロバート・ガルシアらとの新コンビ結成を模索。
「選手はねェ、負けたらトレーナーの責任にするんですよ」とは、金平正紀・協栄ジム先代会長がよく言っていた。
しかしチャべスJrの場合は、”自業自得”以外の何ものでもない。
さて、そんなチャべスJrだが、商売になる男としての人気は衰えておらず、来年10月にもマルチネスとの再戦が用意されそう。
4月27日、マーティン・マレー(英)との防衛戦を控えるマルチネスも”リマッチ”は大歓迎で、チャべスJrのリング復帰を心待ちしている。
9月15日、トーマス&マックセンターで行われたマルチネスvsチャべスJr戦は、入場者数19,186人(主催者発表)で、同会場のボクシング歴代最高を記録。入場料収入は、3,052,475(約2億6千万円)に上った。
HBO:PPVは47万5千件(HBO公式発表)を記録し、プロモーターのボブ・アラムは大満足。
両選手のファイトマネーは、マルチネスの140万ドル(約1億1千9百万円)に対し、チャべスJrは300万ドル(約2億5千5百万円)。これに、それぞれPPVの売り上げ歩合がプラスされている。
再戦となれば、マルチネスのファイトマネーは倍増以上。やっぱり、大歓迎ですよねェ。('-^*)/
真面目になれるのかチャべスJrですが、そんなジュニアに負けてほしくないマルチネス。来年2月には38歳になる。頑張ってほしいですね!
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