15日(日本時間16日)、ロサンゼルス・スポーツアリーナ。WBCスーパーライト級シルバー王座決定12回戦。
現在2連敗中。後がないアミア・カーン(英)は、新チームで再起戦に挑んだ。
フレディ・ローチに変わり、カーンの新トレーナーに就任したバージル・ハンタ。Sミドル級王者アンドレ・ウォード(米)らを手がけている。
対するカルロス・モリナ(米)は、これまで17勝(7KO)1分無敗。
左はルーディ・テレスWBC立会人。隣はWBC世界Sバンタム級王者アブネル・マレス(メキシコ)。モリナと同じ、フランクイ・エスピノーザ氏のマネージメントを受けている。
試合開始。
例によってカーンは得意の高速コンビネーションでモリナに襲い掛かる。
初回。早くもカーンのパンチでモリナの左目上がカットされた。
モリナの双子の弟ハビエルとオスカー。二人とも五輪代表選手だ。
カーンのクイック・コンビネーションの間隙をついて反撃するモリナだが、いかんせんパワーに欠けた。
快調に飛ばすカーン。
ポイントは毎ラウンド、元世界王者に流れていく。
第6ラウンド終了。モリナは苦しい。
カーンのペースで試合は進むが、決定的場面は作れない。
第9ラウンド。
この試合、2度目のドクターチェックを受けるモリナ。
しかし、試合は続行。
カーンのパンチに懸命に耐えてきたモリナだが、第10ラウンド終了後ついに試合はストップ。
危なげない勝利で再起を飾ったカーンだが、「パンチがある選手と戦った場合、怖いですね」という印象は残った。
落胆のモリナとエスピノーザマネジャー。右はおなじみのコーナーマン、ミゲール・ディアス。
再起を飾った26歳の英国の至宝カーンは、これで27勝(19KO)3敗。
来年は世界王座カムバックを賭けた勝負の年になりそう。
果たして、打たれ脆さを克服することは出来るのか!
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