OPBF東洋・太平洋ウェルター級タイトルマッチ(19日、後楽園ホール)。チャンピオン渡部あきのり(協栄)vs挑戦者OPBF同級1位・WBC世界Sライト級1位プラヴェート・シンワンチャー(タイ)の一戦は、第8ラウンドに突入。 前記事から続く → あきべぇ vs世界1位・緊迫の序盤戦
8回終了時の途中採点は、78-72、77-75、78-73。
ジャッジ3者共に、チャンピオン渡部選手のリード。
ダウンをゲットし、挑戦者の接近戦にお付き合いする時間がなくなった。
第9ラウンド。
王者のパンチで背中を見せた挑戦者。あきべぇ選手はKOを狙い猛攻。
だが、これをしのいだ世界1位は逆に反撃。簡単にはいかない。
タイ陣営。左から、WBA世界Sフライ級王者テーパリットなども手がけるソムチャイ・トレーナー。そして日本リングではおなじみのプーム(コーディネーター)。陣営の総帥、ゴーキャット・プロモーター。
試合は第11ラウンド。
いよいよ最終ラウンド。
気合みなぎるあきべぇ選手。
しかし、プラヴェートも試合を捨ててはいない。
試合終了。
判定は、117-108(タイ)、116-111(韓国)、116-112(日本)。3-0で渡部選手が文句ない勝利。日本のジャッジが一番得点差が少なく、タイ人ジャッジが一番差をつけるとは、ある意味面白い採点。
「面白い、面白くないは別として、あきべぇは安定したボクシングをしましたよ」(山田純夫氏)
この日は大振りが少なく、相手のパンチが良く見えていた。
世界入りが期待される大きな勝利を飾った渡部選手。27勝(24KO)4敗。
日本王座は返上。
「タイミングを見て世界挑戦させたい」(金平会長)。
望みは世界一!
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