WBO世界フェザー級王者オルランド・サリド(メキシコ)との2連戦に力負けした、元2階級制覇王者ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)の復帰戦は、元王者ウィルフレッド・バスケスJr(プエルトリコ)との国内ライバル対決となる模様。試合は2月2日(現地時間)に予定されている。
サリドとの第2戦後、レフェリーに暴言を吐き、1年の出場停止と1万ドルの罰金、100時間の社会奉仕活動というサスペンドを喰らったロペスは、11ヶ月ぶりのリング登場となる。31勝(28KO)2敗。
一方のバスケスJrは昨年5月、ホルへ・アルセ(メキシコ)にまさかの最終ラウンドTKO負けで、WBO世界Sバンタム級王座から陥落。今年2月、アルセの返上で空位となっていた王座をノニト・ドネア(比)と争うも、善戦の判定負け。
しかし10月6日、ジョナサン・オークエンド(プエルトリコ)を7回TKOに降し再起。WBOインターナショナル・Sバンタム級王座を獲得している。22勝(19KO)2敗1分。
ロペス29歳、バスケスjr28歳。まだまだ老け込む齢ではないが、世界のトップ戦線に踊り出そこなった二人の生き残りを賭けた敗者復活戦は興味深い。
共に脆さをさらけ出した同士。鋭さのバスケスJrと、豪腕ロペス。さて、生き残るのはどちらになるか?
WBO王座に君臨するサリドは、WBA王座指名挑戦をソデにした1位ミゲル・アンヘル・ガルシア(米)との防衛戦をケガで欠場。待たされるガルシアは10日(日本時間11日)、元WBA王者ジョナサン・バーロス(亜)とグローブを交える。
現在7連続KO中のガルシアは29戦全勝(25KO)無敗。不倒のバーロスまでをも倒しきると、2月2日に予定されるサリドへの挑戦も大いに楽しみになる。
ガルシアのマネジャーは、ドネアと同じやり手のキャメロン・ダンキン。一気に世界のトップ戦線へ躍り出ることが出来るか。大いに注目したい。
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