WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。正規王者久保 隼 (真正)vs同級2位ダニエル・ローマン(米)。3日、島津アリーナ京都。久保選手は故郷京都で初防衛戦に挑んだ。
指名挑戦者ローマン。
BSフジの解説席には、久保選手のジムの先輩長谷川穂積氏。WBA世界同級3位にランクされる亀田和毅(協栄)選手も、兄興毅氏と観戦。
試合開始。
左端はローマンのプロモーター、ケニー・トンプソン(米)、隣はトンプソンの右腕的存在のアレックス・カンポノーボ。
王者の懐に入ることに成功した挑戦者は、多彩なパンチで久保選手を脅かした。
久保選手もローマンの打ち終わりに左強打を狙ったが不発。
6回終了間際、王者はダウン寸前の大ピンチ。
第7ラウンド。ローマンの右で久保選手、ダウン。
7回のピンチを脱した王者に、続く第8ラウンド、ローマンは容赦なく襲い掛かる。
ローマンのアッパー。王者はこのパンチでリズムを狂わされた。
8回終了間際、久保選手は2度目のダウン。
ローマン、猛攻。
ついにレフェリーストップ。
TKOタイム9回1分21秒。
8回までのスコアも大差でローマンがリードしていた。
27歳の新王者ローマンは、23勝(9KO)2敗1分。WBAのこのクラスにはスーパー王者ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)が存在するが、12月にWBO世界スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に挑戦するプランが前に進んいる。ローマンの防衛ロードに注目。