26日(日本時間27日)のV2戦でオーバーウェイト。IBF世界世界スーパーフェザー級王座を剥奪された前王者ジェルボンテ・デービス(米)は、スーパーフェザー級に留まり再び王座を獲得する意向をあらわにしている。
計量会場を、「デービスがまだ来ない」と慌てさせた前王者は、130ポンドのスパーフェザー級リミットを2ポンドオーバーで秤を降りると、あっさり減量を放棄。王座を剥奪された。リミットで計量を終えていた7位ランシスコ・フォンセカ(コスタリカ)との一戦は、デービスの8回39秒KO勝ちとなったが、フォンセカ陣営は正規ウェイトでの再戦を希望している。
デービスは世界王座を獲得したホセ・ペトラザ(プエルトリコ)戦から体重苦が噂されており。フォンセカ戦前からライト級転向の噂もあった。失態を犯した直後の声明は、信用を取り戻したい気持ちがあるのだろうがファンの反応は、「デービスもブローナーになってしまったか」と、冷ややかに見る向きが多い。
王座が空位となったIBF世界同級は、1、2位が空位で3位ビリー・ディブ(豪・上写真右)と、11位ジェローム・フレノ(フランス)=44勝(10KO)1敗=(唯一の敗戦はデビス・ボスキエロ(伊)に判定負け)での指名挑戦者決定戦が指令されており、フレノは10月に予定していた保持する欧州王座の指名防衛戦をキャンセルし、ディブ戦に挑む意向。
現在のランキングは4位尾川堅一(帝拳)選手、5位テビン・ファーマー(米)=ケガで挑戦者決定戦出場を辞退=、6位リーアム・ウォルシュ(英)=5月、デービスに3回TKO負け=と続いている。
早急に王座決定戦が指令されると予想されるが、体重超過のデービスが出場できるとは思われず、ディブを中心に王座決定戦が開催されることになろう。今後に注目!。