WBC世界バンタム級王者山中慎介(帝拳)選手のV2戦は、元WBC世界Sフライ級王者トマス・ロハス(メキシコ)相手に行われることが発表された。試合は同僚五十嵐俊幸のWBC世界フライ級王座初防衛戦と共に、11月3日仙台市で開催される。
山中選手は東日本大震災後スコップ50本を自らの手で手配し仙台市へ送り届け、初防衛成功後の5月には仙台市若林区の津波被災地を訪れ、地元の震災復興・地域支援サークル”ReRoots”(リルーツ) の皆さんらとガレキの除去作業に従事。
「ここ、震災前は家があって、畑があって、人が住んでいたんですよね? 何もなくなってしまって…。被災された方のことを思うと、心が痛みます」
「僕のボクシングで被災地に元気を、勇気をあげられたらいいですね」と、語っていたチャンピオンの希望がかなった仙台防衛戦。
山中選手と、”ReRoots”(リルーツ) との結びつきは、元金子ジム選手・福井英史氏の作る”フクイのカレー (注文はTEL 0532-61-4269のみ) 。今、福井氏はリルーツの手で栽培された野菜を使ったカレーを販売中です。
カレー好きのチャンピオンは、『リルーツファームの野菜入りカレー 』食べてV2を目指す。しかし、「沢山売らないといけないので、あまり辛くはありません(笑)」とのいこと。山中選手、辛いのが好きなんですが。(^_^;)
さて、山中選手の次期指名試合は、近く行われる1位ジェームス・マクドーネル(英)vs3位ウーゴ・カサレス(メキシコ)戦勝者となることが決まっている。2位マルコム・ツニャカオ(比)選手の出番はその後になりそうです。
IBF同級新王者レオ・サンタクルス(メキシコ・上写真)の初防衛戦は、古豪エリック・モレル(プエルトリコ)が相手。試合は9月15日ラスベガスMGMグランド。アルバレスvsロペス戦のアンダーカードとして行われる。
アブナー・マレス(メキシコ)とSバンタム級王座を争ったモレルは、スコア上大差で敗れたが大崩れはしていない。サンタクルスの勝ち味に期待が集まるが、無敗のスター候補生=20勝(11KO)1分=は、果たしてすんなりキャリアを積むことが出来るのか。
WBA同級暫定王座挑戦の話が決まりかけたこともある、19歳の”新怪物候補”フリオ・セハ(メキシコ)=20戦全勝(19KO)=は、9月1日、ベテランの元世界1位へナロ・ガルシア(メキシコ)とIBFラテン王座を賭けて戦う予定。
サンタクルスvs3位セハは近い将来実現されそうですね。ここに、10月20日行われるWBO王座決定戦で比国期待のA・J・バナル(比)が勝てば、こちらも絡みがありそうで、盛り上がって来そうな気配。('-^*)/
サンタクルスのマネジャーは、ブラッドリー、ドネアらを擁するやり手キャメロン・ダンキン(上写真中央)で、ビッグマネー・マッチ作りはお手の物。
日本期待の岩佐亮佑(セレス)選手あたりには、ぜひ、若く将来性のあるこのグループに参戦するチャンスが与えられたらと思います。そのためには、WBO、IBF容認が必要。日本選手の実績、対戦相手の質を考慮する等の条件付きでも良いから、門戸は広げられるべき。
3人の王者を認定するWBAは、試合もしていない選手が3位にランクされたり、ランキング上位がみんな他団体王座に絡んでしまったりで、ランキングの質は大きく低下中。これは自業自得。
わかっているのが、世界中の一部のボクシングファンだけというのが救いですが。(;^_^A
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