13日(日本時間14日)、英・バーミンガムのバークレイカード・アリーナで開催されたWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ。王者カリ・ヤファイ(英)に同級10位村中 優 (フラッシュ赤羽)選手が挑んだ一戦は、ヤファイが12回判定勝ち。スコアは118-108、119-107、119-107の3-0。
第2ラウンド、王者の左から右で一瞬膝を付くフラッシュダウンを喫した挑戦者だが、足を使いながら機を見て回転の速い連打を打ち込んで来るヤファイに対し、旺盛な闘志で打ち返し、効果的な左ボディで4回は優勢。
ヤファイは打っては体を寄せて休むというスタイルで村中選手の攻撃を封じるが、頭を持っていく場面も多い。8回には王者がローブローで減点されると観衆はブーイング。最後まで村中選手は懸命に手を出し続け善戦したが、ジャッジのポイントは地元のヤファイに流れて行った。
セミファイナルの欧州ウェルター級タイトルマッチは、王者セフィリーノ・ロドリゲス(スペイン)が、挑戦者サム・エギントン(英)に10回1分3秒KO負けで王座転落。23歳の新王者エギントンは、21勝(13KO)3敗。敗れたロドリゲスは、24勝(12KO)2敗。
WBCインターナショナル・スーパーバンタム級タイトルマッチは、メインに登場したカリの2歳年下の実弟ガマル・ヤファイ(英)が、王者ショーン・デービス(英)を7回2分27秒TKOに降し新王者。ガマルは12戦全勝(5KO)、敗れたデービスは、12勝1敗。
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