13日(日本時間14日)、英・リーズのファースト・ダイレクト・アリーナで開催された、WBCインターナショナル・フェザー級タイトルマッチ。元IBF世界スーパーバンタム級王者キコ・マルティネス(スペイン)が、王者でWBC世界同級3位のジョシュ・ワーリントン(英)に挑んだ一戦は、ワーリントンが12回判定勝ち。スコアは114-114、116-1112、116-112の2-0。
かつて王者時代に日本のリングで長谷川穂積(真正)選手に勝ったこともある31歳のマルティネスは、再浮上に賭ける強い気持ちあふれるファイトで前進を続け、最後までワーリントンを追いかけまわした。
初回から旺盛な闘志で前に出るマルティネスに対し、後退しながらも王者はシャープな連打で応戦。終盤こそ疲れが感じられたマルティネスだが、まだまだやれる所を見せた試合だった。
10回終了時点でのTV採点は96-94でワーリントン。英国人ジャッジが114-114としているように、挑戦者の積極的な試合運びはもう少し評価されても良いと思えた。勝って安堵の表情を見せたワーリントンは、25戦全勝(5KO)、仕方ないといった表情で判定を聞いたマルティネスは、36勝(26KO)8敗1分。
昨年7月にギレルモ・リゴンドウ(キューバ)の持つWBA世界スーパーバンタム級王座に挑戦し、顎の骨折で2回終了TKO負けしていたジェームス・ディッケンス(英)が、保持する英国同級王座を賭けてトーマス・パトリック・ウォード(英)と対戦した一戦は、ウォードが9回負傷判定勝ち。スコアは87-85、87-85、88-84。新王者ウォードは、21戦全勝(2KO)、再起戦を落としたディッケンスは、22勝(7KO)3敗。
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