29日(日本時間30日)、英・ロンドンのウェンブリー・アリーナに9万人の大観衆を集めて行われた世界ヘビー級タイトルマッチ。IBF世界同級王者アンソニー・ジョシュア(英)に、元王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)が挑んだ。
試合は序盤から速いテンポで展開。見ごたえのある好ファイトとなった。
第5ラウンド。クリチコは2度のダウンを喫する大ピンチ。
しかし、ジョシュアが失速。攻守所を変えた。
第6ラウンド。今度はジョシュアが倒れた。
疲れたジョシュア。試合はクリチコのペースに。
11ラウンドが始まる。ここまでのスコアは、96-93、95-93でジョシュアと、95-93でクリチコと競っていた。試合後ジョシュアは、「トレーナーに助けられた」と語ることになる。
いきなり打って出たチャンピオン。
クリチコ、ダウン。
クリチコ、このラウンド2度目のダウン。しかし、続行に応じる。
青コーナーを背負ったクリチコにジョシュアの連打が襲う。
デビッド・フィールズ(米)主審は、ついに試合をストップ。
TKOタイム11回2分25秒。
これぞボクシングという好ファイトを演じた両選手は、互いに称えあった。ジョシュアはIBF王座3度目の防衛に成功すると共に、空位のWBAスーパー王座を獲得。若き王者は、貴重なキャリアを積んだ。そして敗れたクリチコの王座奪還に賭ける気持ちも素晴らしかった。
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