今年度中に各クラスの世界チャンピオンを一人に絞りたい考えを持つWBAヒルベルト・メンドサJr会長は、フェザー級スーパー王者レオ・サンタクルス(メキシコ)と、正規王者アブネル・マレス(メキシコ)の対戦を指令することを示唆。
「サンタクルスには前王者カール・フランプトン(英)との再々戦の交渉時間を与えたが、彼(サンタクルス)は、ベルファスト(フランプトンの地元)へ行く意思はないようだ。今度はサンタクルスとマレスに対戦交渉を命じることになる」(メンドサJr会長)
両者は2015年8月に対戦。2-0(117-111、117-111、114-114)のスコアでサンタクルスが勝利しているが、試合は期待に違わぬ激戦で、ジャッジ2者がサンタクルスの6点リードとスコアしたものの、微妙なラウンドも多く「再戦で決着を」の声が上がっていた。
またメンドサJr会長は、ウェルター級スーパー王者キース・サーマン(米)と、正規王者レイモント・ピーターソン(米)による王座統一戦についても、来週中にも対戦交渉開始を指令する考えがあることを言及。
しかし、「サーマンにはガルシアとの再戦話しがあることを知っているので、その為の交渉期間を考慮する」としており、来週までに再戦話が具体化してくると王座統一戦指令は、後回しの可能性もある。
ピーターソンはサーマンとの対戦を望んでおり、サーマンが同時に保持するWBC世界同級王座の次期指名挑戦者は、4月22日(日本時間23日)に米・ニューヨークで開催される3位ショーン・ポーター(米)と、4位アンドレ・ベルト(米)による挑戦者決定戦で決まることになっている。
WBA世界王座。世界チャンピオンは各クラスに一人という原則に回復することを期待。
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