31日、島津アリーナ京都で開催されたWBA世界フライ級タイトルマッチ。正規王者井岡一翔(井岡)選手に、同級暫定王者で1位にランクされるスタンプ・キャットニワット(タイ)が挑んだ一戦は、第2ラウンドに井岡選手がスタンプの右でダウンの波乱のスタート。
王者はダウン後、冷静に速い左ジャブからボクシングを立て直し。
左ボディも有効だった。
第7ラウンド。井岡選手は強烈な左ボディでダウンを奪い返す。
ダメージは甚大。王者の追撃でスタンプは再びキャンバスへ崩れ落ちる。
ここで試合はストップ。TKOタイム7回2分51秒。
「倍返ししようと思っていました」
ダウンこそ喫したが、その後はスタンプを圧倒。強いボクシングでV4に成功した井岡選手は、喜びを爆発させた。今後はWBO世界同級王者ゾウ・シミン(中国)との王座統一戦話もあり、実現が期待されます。