30日、東京・有明コロシアムで開催されたダブル世界戦興行。注目の日本人対決、WBO世界スーパーフライ級チャンピオン井上尚弥(大橋)選手に、元WBA世界同級王者河野公平(ワタナベ)選手が挑んだ一戦は、井上選手が6回1分1秒TKO勝ち。
試合は井上選手の速くて強い左ジャブをかいくぐり、河野選手が気迫の前進で接近戦を挑む。王者は挑戦者の接近戦を固いブロックで阻止。右アッパーを有効に使い、強烈な左ボディで河野選手にダメージを与える。
それでも河野選手は気迫十分の攻撃で井上選手に迫る。そして迎えた第6ラウンド、井上選手の強烈な左フックが炸裂。キャンバスへ落ちた挑戦者は立ち上がって来れないと思ったが、よく立ち上がり試合続行。
しかし、井上選手の猛攻の前に再び崩れ落ちた所で試合はストップとなった。井上選手も強かったが、河野選手の健闘も素晴らしかった。