26日(現地時間)、英・カーディフで開催されたWBO世界ライト級タイトルマッチ。王者テリー・フラナガン(英)に、同級13位オルランド・クルス(プエルトリコ)が挑んだ一戦は、フラナガンが8回43秒TKO勝ち。
サウスポー同士の対戦は、フラナガンが14センチの身長差を活かした右ジャブでクルスの接近を封じ、試合をコントロール。クルスは突破口を見出だせす、徐々にダメージを蓄積。迎えた第8ラウンド開始早々、クルスはダウン。再開後、王者の追撃で再びキャンバスへ膝を落とした挑戦者は、立ち上がったものの戦意を示さず試合はストップ。フラナガンが4度目の防衛に成功。
試合直後フラナガンは、予定されるWBA世界同級正規王者ホルヘ・リナレス(帝拳)選手と、前王者アンソニー・クローラ(英)再戦の勝者との王座統一戦を希望。しかし、WBO世界同級1位フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)との指名戦もあり、今後のビジネスに注目。
クリス・ユーバンクJr(英)の王座返上に伴う、英国ミドル級王座決定戦。WBO世界同級2位トミー・ラングフォード(英)と、サム・シーディ(英)の一戦は、ラングフォードが12回判定勝ちで新王者。スコアは117-113、116-114ラングフォード、115-113シーディの2-1。
なお、この日に開催予定だったWBO世界ミドル級戦は、12月3日に延期されている。