前IBF世界バンタム級王者ランディ・カバジェロ(米)は、12月17日(現地時間)、ニカラグアの首都マナグアのリングに登場。アラミス・ソリス(メキシコ)=15勝(8KO)3敗=と、フェザー級10回戦でグローブを交える。
カバジェロは2014年4月に来日。大場浩平(真正)選手とのIBF世界同級挑戦者決定戦に勝ち、指名挑戦権を獲得。同年10月、モナコでスチュアート・ホール(英)との王座決定戦を制し世界王座獲得。
しかし、かかとに出来た腫瘍の為に初防衛戦はキャンセル。2015年11月に、現IBF世界同級王者リー・ハスキンス(英)との試合がセットされたが、前日計量で5.5ポンドオーバー。再計量も拒否し、戦わずして王座を追われた過去がある。
2階級制覇を目指すカバジェロのランキングは、WBC世界スーパーバンタム級11位。今度が復帰2戦目となる。23戦全勝(14KO)無敗。
世界の頂点に立ちながら、思わぬアクシデントと、自らのミスで、世界王座から転落。とんだ回り道を歩むことになったカバジェロだが、まだ26歳。今後、どのように巻き返してくるのかに注目したい。