WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(大橋)選手に、前WBA世界同級王者河野公平(ワタナベ)選手が挑戦するタイトルマッチが正式発表。試合は12月30日に、東京・有明コロシアムで開催される。
同日は尚弥選手の実弟拓真(大橋)選手が、WBO世界バンタム級王者マーロン・タバレス(比)に世界初挑戦する一戦も行われ、兄弟同時世界制覇なるかに注目が集まる。
また、IBF世界ライトフライ級王者八重樫 東 (大橋)選手も、この日に防衛戦を行うプランもあり、確定すればトリプル世界戦となる。IBF世界同級は、11月26日に比国でで同級3位ファーラン・サックリンJr(タイ)と、同級5位ミラン・メリンド(比)による暫定王者決定戦が決まっており、八重樫選手は勝者との対戦が義務付けられている。
4度目の防衛戦に挑む尚弥選手は、「タフな選手だと思っているが、自分のボクシングをしてKOで勝ちたい」。
一方、今月36歳の誕生日を迎える河野選手は、「8月にベルトを失ったショックで1ヶ月間何も考えられなかったが、このお話をいただいて、一気にテンションが上がった。井上選手はパウンド・フォー・パウンド最強だと思っている。最後だと思ってベテランの闘いをしたい」。
モンスターのスピードと強打が、歴戦の強者を粉砕するのか。それとも、タフな前王者がキャリアの集大成を賭けたボクシングで、番狂わせを演じるのか、大いに楽しみな一戦です。