マニー・パッキャオ興行のセミファイナル。20戦無敗(18KO)のWBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)に、同級2位大沢宏晋 (ロマンサジャパン)選手が挑んだ。5日(日本時間6日)、米・ラスベガス、トーマス&マックセンター。
大沢選手の共同プロモーターとしてリングに上がったトゥト・サバラJr(プエルトリコ)。9月の大阪の世界戦に訪れた際に、大沢陣営と接見。大沢選手が勝てば、持ち駒の同級1位ミゲル・マリアガ(コロンビア)との指名試合の合意に至っていた。
審判員出身のマイケル・パ―ニック立会人(米)。
試合開始。
2R。
3R。
4R。
バルデスの左フックで大沢選手ダウン。
5R。
6R。
またしてもバルデスの左フックが炸裂。ロープ際へ後退する大沢選手に、バルデスはハイスピードの連打で追撃。
1分50秒。ついにレフェリーストップ。
V1に成功したバルデスは、「今まで戦った中で一番、パンチが強かった。アメリカで待ってるから、もう1回勝ち上がって来い」と、大沢選手の健闘を讃えた。
フロイド・メイウェザーJr(米)に呼び止められた大沢選手は、「ベリーグッドマン。こんなハートのあるやつ見たことがない」と、握手を求められた。
勝敗に関係なく引退覚悟だった大沢選手は、素直に完敗を認めながらも現役続行を決めた。「こんな経験して、やらないわけにいかない。ある意味、ここがスタート。やるならアメリカに行って勝負。夢を追い求めたい」。
大沢選手。次の米国リングに期待!。