WBA世界バンタム級暫定王者ウーゴ・ルイス(メキシコ)は7月7日(日本時間8日)メキシコで、同級9位フリオ・セハ(メキシコ)の挑戦を受ける。19歳のセハは、19戦全勝(18KO)勝ちの新鋭。
昨年からキャリアアップしたセハは、今年に入り元世界挑戦者ロナルド・バレラ(コロンビア)、元世界王者クルス・カルバハル(メキシコ)らを撃破し、現在17連続KO中。リカルド・ロペスのような構えから放たれる強打が魅力。
暫定王者ルイスは30勝(27KO)1敗。年内には正規王者亀田興毅(亀田)選手と王座統一戦を行うと語っていたルイス陣営だが、ここに来てかつてない強気のマッチメイクを受け入れた形。なにせ暫定王者になる前のルイスは、27戦中で前の試合に勝っている選手を相手にしたのは、ただの一度だけという温室育ち。
この試合のプロモーターは、WBC世界フェザー級王者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)らを擁する、、”プロモシオネス・デル・プエブロ”(大衆のプロモーション)を運営するオスワルド(左)と、レヒナルドのキュキュレ親子。
そして、先ごろフェザー級戦入札でトップランク社を破ったサンプソン・リューコゥイッツ率いるサンプソン・プロモーション。
サンプソン(下写真中央)はセルヒオ・マルチネス(亜)のアドバイザーを務めるなど、広い地域に渡り有力選手と契約。米国進出への足がかりを作っている。かつてはクリス・ジョン(インドネシア)も、サンプソンの手でアメリカへの道を切り開いた。
ルイスvsセハ。このカードにサンプソンが係わっているのは興味深い。
ゴールデンボーイ・プロモーションの下で戦う、WBA同級スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)もサンプソン傘下であるだけに、勝者は大きな可能性が見出せる。それはセハに期待してのことではないかと思う次第ですが。
とにかく暫定王者ルイスがセハと戦うことになった。とすると、ルイスから挑戦の声がかかり、試合もしていないのに世界ランキング入りして、ただじっとしていただけで世界3位になってしまったジョン・マーク・アポリナリオ(比)は、”一体どうなってしまうのか!”。('-^*)/
WBAバンタム級戦線。この先の推移を見守りたいと思います。
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