元WBA世界ミドル級暫定王者で、現在、英国同級王座を保持するクリス・ユーバンクJr(英)が、練習中に肘を負傷したとして、英国王座を返上するとともに10月22日に予定されていた、WBO世界同級2位のトミー・ラングフォード(英)戦を中止することを発表。
しかし、この発表は入札により興行権を獲得していたフランク・ウォーレン・プロモーターには知らされておらず、スミスvsカネロ戦で渡米していた同氏にとっては寝耳に水の話しで、ユーバンク親子に対し、大きな失望と怒りを露わにしている。
決定直前と言われたゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦では、シニアがアンダーカード、チケット価格などにも口出しをし、エディ・ハーン・プロモーターの怒りを買った。
さらにゴロフキンvsブルック戦後には、「本物のミドル級選手と戦いたいのならば、いつでも受けて立つ。我々のコーナーは、投げるタオルは持っていません」と、ブルックを揶揄するコメントを発し、更に怒りを増幅。
これには英国のファン、関係者の多くが同調。親子は微妙な立場に追い込まれていた。
週明けにもBBBofC(英国ボクシング管理委員会)と協議するというウォーレンは、ユーバンク親子の発表に対し、「失望していますが驚きはしていません。予想外の言動で話題を振り巻きたがり、筋の通らないことも平気で行う事は、皆さんもよくご存知のことでしょう」と冷ややか。
「シニアは息子を間違った道に進ませているとしか思えない」(エディ・ハーン)
ユーバンク親子の今後やいかに!。