WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチ。王者リーアム・スミス(英)vs同級1位サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)。17日(日本時間18日)、米・テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアム。ミドル級王座を返上。カネロは再びスーパーウェルター級奪取を目指す。
初めて英国以外のリングに立つスミスは、23勝(13KO)無敗1分。
会場は51,240人の大観衆で埋まった。
試合開始。
立ち上がりからカネロの多彩な左ブローが、スミスの固いガードの隙間をヒット。
カネロのボディ攻めも有効だった。
スミスの反撃。しかし、カネロを脅かすまでには至らない。
第7ラウンド。カネロが強引な右フックを叩き込むと、スミスはダウン。
立ち上がったスミスに襲いかかるカネロ。しかし、ここはスミスも踏ん張った。
第8ラウンド。左フックは相打ちのタイミング。しかし、カネロのボディブローでスミスは、一瞬間を置いてダウン。
そして迎えた第9ラウンド。またしてもカネロの強烈な左ボディがスミスを襲う。
王者は今度はこらえきれずにキャンバスへ転がった。
ルイス・パボン主審(プエルトリコ)は、試合を停止。KOタイム9回2分28秒。
初黒星にガックリとうなだれるスミス。右はフランク・ウォーレン・プロモーター。
新王者カネロは12月10日(現地時間)にニューヨークで次戦の予定がある。試合前から囁かれたミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との戦いは来年秋とされるが、オスカー・デラホーヤの宣言を、まともに捉える向きは少ない。
まずは次戦相手に注目。