WBC世界バンタム級タイトルマッチ。チャンピオン山中慎介(帝拳)選手に、同級1位の挑戦者アンセルモ・モレノ(パナマ)が挑んだ一戦は、ダウン応酬の激しい攻防戦が繰り広げられたが、山中選手が7回KO勝ちで11度目の防衛に成功。16日、エディオンアリーナ大阪。
初回。左カウンターでダウンを奪った山中選手だが、4回、モレノの右フックでダウン。4回終了後のスコアは2者が1ポイント差で山中選手がリード。しかし、第5ラウンドはモレノの右フックがタイミング良く山中選手を捕らえた。
続く第6ラウンド、山中選手の左ストレートが爆発しモレノがこの試合2度目のダウン。ダメージは大きかったが、挑戦者は何とか終了ゴングに逃げ込んだ。そして迎えた第7ラウンド、王者の左でモレノはまたもやダウン。カウント9、効いている。
再開後、山中選手は強い左を連発。モレノがコーナーに倒れたところで試合は終了。”神の左”の威力をまざまざと見せつけられた試合となった。