WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ。王者カルロス・クアドラス(帝拳・メキシコ)vsWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)。10日(日本時間11日)、米・加州イングルウッド、フォーラム。45戦全勝(38KO)の3階級制覇王者が、4つ目のベルト獲得に挑戦。
7度目の防衛戦となるクアドラスは、35勝(27KO)1負傷引き分け無敗。
初回からスリリングな攻防戦が繰り広げられた。
序盤戦、ロマゴンは鋭い攻撃で王者をたじろがせた。
クアドラスは速いフットワークと、ハンドスピードを活かした連打で対抗。
顔面を腫らし、疲れの色を覗かせながらもロマゴンは最後まで4階級制覇への執念を見せ、攻撃の手を緩めなかった。
クアドラスも最後まで自分のスタイルを貫き、試合終了ゴング。判定は挑戦者ゴンサレスへ。
苦闘の末に4階級制覇を達成した、喜びのゴンサレス。
「今までで一番難しい試合だった。それでも私は勝利した」
スコアは、キャシー・レナード(米)117-111、ロバート・ヘッコ(米)115-113、マックス・デルーカ(米)116-112の3-0。
リングサイドで試合を観戦した、WBO世界同級王者井上尚弥(大橋)選手もリング上へ。
「井上選手とのスーパーファイトが期待されますが」との問いかけに、「もちろん。喜んでやりたい」とゴンサレス。
ロマゴンvs井上戦は、来年末の実現を目指すことになりそうです。