10日(日本時間11日)、米・加州イングルウッドのフォーラムで開催された、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ。36戦無敗の王者カルロス・クアドラス(帝拳・メキシコ)に、45戦全勝(38KO)の3階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が挑んだ一戦は、ゴンサレスが苦闘の判定勝ち。スコアは117-111、116-112、115-113の3-0。
試合は攻めるゴンサレスを、クアドラスが速い足とコンビネーションで迎え撃つ展開。2回以降ロマゴンはプレスを強め、クアドラスを追い詰める。しかし、中盤になるとロマゴンに疲れが見え、クアドラスのスピードが上回る印象。
顔面を腫らしながらも前に出るロマゴン。足を止めず、速いコンビネーションを繰り出すクアドラス。試合は接戦となったが、前に出続けたゴンサレスに軍配が上がった。しかし、ポイント差以上に苦しい試合だった。
キャリア最大の苦戦だった事を認めた新王者。リングサイドで観戦したWBO世界同級王者井上尚弥(大橋)選手との対戦を問われると、「喜んでやりたい」と即答。
今後に注目!。