ランセス・バルテレミー(キューバ)の王座返上により空位となったIBF世界ライト級王座決定戦。同級3位リチャード・コミー(ガーナ)と、同級4位ロバート・イースターJr(米)の一戦は、イースターJrが12回判定勝ちで新王者。スコアは115-112、114-113、113-114のスプリット。9日(日本時間10日)、米・ペンシルバニア州レディング、サンタンデル・アリーナ。
24戦全勝(22KO)無敗のコーミーと、17戦全勝(14KO)無敗イースターJrの無敗強打者対決。緊張感ある立ち上がりから、序盤戦は手数でコーミーがやや優勢。中盤はイースターJrがロングレンジからのパンチを当て追い上げ。
しかし第8ラウンド。コーミーの右を受けたイースターJrは、キャンバスへ右手を付くダウン。9回は両選手、激しい攻防戦。互いに決定的チャンスがないまま迎えた最終ラウンド、イースターJrの右がカウンターで決まると、コーミーはダウン寸前の大ピンチ。追撃をクリンチでしのぎ、終了ゴング。接戦はイースターJrに凱歌があがった。