ロンドン五輪バンタム級銅メダリスト清水 聡 (大橋)選手が、韓国フェザー級王者 李 寅圭(韓国)を相手にプロデビュー戦に挑んだ。9月4日、神奈川・スカイアリーナ座間。08年北京、銅メダルを獲得した12年ロンドンと、2大会連続五輪出場の実績を引っさげた30歳は、大きな期待を背負ってリングイン。
58キロ契約の6回戦。対戦相手は、韓国フェザー級王者 李 寅圭(韓国)。
試合開始。
初回。清水選手は左ストレートでダウンを奪う上々の滑り出し。
第2ラウンド。清水選手は右フックで2度目のダウンを奪う。
第4ラウンド。清水選手の左ボディで李の動きが止まった。
清水選手の左ボディアッパーが絶妙のタイミングでヒット。韓国王者はキャンバスへ崩れ落ちる。
李は動くことが出来ず、ビニー・マーチン主審のテンカウントを聞いた。
安堵の表情で勝ち名乗りを受ける清水選手。放送席では、ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)選手が顔をほころばせた。
リングサイドでは、日本ボクシング連盟の山根 明 会長も観戦。
「判定までいくと思ったが、いいボディーが入った。倒れてよかった。ベタですけど勝ってホッとしている」
清水選手は次戦以降フェザー級で戦う見通しで、「ロンドンで獲ったメダルがかすまないようにしたい」と続け、村田選手に対しては、「自分が追いかけて、あいつが逃げていく。いい感じでいければ」と、今後の抱負を語った。
次戦以降のマッチメークに注目。