兄の井上尚弥(大橋)選手に続く世界王座奪取を目指す、前東洋太平洋スーパーフライ級王者井上拓真(大橋)選手は、世界前哨戦相手にWBC世界フライ級15位フローイラン・サルダール(比)=23勝(14KO)1敗1分=を選択。今日の試合はスリリングな戦いになるだろう。
27歳の”ザ・スナイパー”・サルダールの英語通訳兼トレーナーとして、ハワイ在住(比・セブ出身)のボビー・ビレーバー氏が来日。「勝つために日本へ来た」と、踏み台になる気はサラサラなく、自信を見せている。
昨夕会った山田純夫氏に、ボビーの写真をお願いしました。(^_^)
ボビーには、ホノルルのカカアコジムへトレーニングに行った日本人選手たちの面倒を、たくさんお願いして来た。比国のみならず、タイにも太いパイプを持つ、根っからのボクシング人間。カカアコジムへ行かれた方は、ボビーにミット持ってもらって本当に喜んでくれました。
さて、サルダール唯一の敗北は2014年6月のプエルトリコ遠征で、マックウィリアムス・アローヨ(プエルトリコ)に2回TKO負けを喫したものだが、以後4連勝と再び上昇中で、世界ランク上位の拓真選手に勝てば、再び世界への道が開けてくるだけに力も入る。
前哨戦で楽ではない相手を選択した拓真選手は、「自分のボクシングを貫いて、圧倒して世界に行きたい。この先は世界しかない。いい内容でクリアするだけ」と、勝利宣言。
しかし、あまり世界、世界と力が入ると、過去、世界前哨戦では力が入りすぎて空回りに終わった試合も多く、キャリアで上回るサルダールが怖くなる。
ファンも楽しみな好カード。面白い試合になりそうです。