スコットランド初の3階級制覇王者となった、WBA世界スーパーライト級王者リッキー・バーンズ(英)の初防衛戦は、10月7日(現地時間)、英・スコットランドのグラスゴーで、同級1位の指名挑戦者キリル・レリ(ベラルーシ)を相手に行われることが、マッチルーム・プロモーションから正式発表。
バーンズ(33歳)は昨年3月、419,888ポンド(約5600万円)の負債で破産宣言。これまでの世界戦で100万ドル以上の稼ぎがあったが、228ポンド(約3万円)の資産しかなくなっていた。
破産後のオマール・フィゲロア(米)戦は落としたが、エディ・ハーンの後押しもあり、その後3連勝で3階級制覇を達成。まさに背水の陣で、稼げる立場に戻って来た。40勝(14KO)5敗1分。
対するレリは、リッキー・ハットン(英)とタッグを組み、これまで21戦全勝(19KO)無敗の好レコードを持つ26歳で、現在12連続KO中と勢いに乗っており、その強打には王者も警戒心を強めている。
破産王者バーンズがビッグファイトへ向け駒を進めるのか、それともニュースターの誕生となるのか。興味深い一戦です。