WBA世界フライ級スーパー王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が、10月22日(日本時間23日)に復帰戦を予定していることをESPNが伝えている。場所、相手などは未定だが、エストラーダは昨年9月のエルナン・タイソン・マルケス(メキシコ)戦後、右拳を手術。長期間リングを離れており、井岡戦前の目慣らしとも取れるが、20日までとされていた井岡戦の交渉期限は過ぎており、入札も考慮した陣営が、契約を有利にするための戦略とも取れる。
大晦日の日本開催が有力と見られる王座統一戦。エストラーダも日本で戦うことには問題ないようだが、残るは条件。
エストラーダが再戦を希望するローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が、HBO放映のタイトル戦で得たファイトマネーは、エドガル・ソーサン戦が20万ドル。ブライアン・ビロリア(米)戦は25万ドル。マックウィリアムズ・アローヨ戦は30万ドルとされている。
最近はファイトマネーが公表されない日本のリングだが、2014年大晦日のギレルモ・リゴンドウ(キューバ)が50万ドル。今年7月、王座決定戦で来日したジョナサン・グスマン(ドミニカ)が9万ドルを得ていたことが明らかになっており、日本は稼げると見ているエストラーダ陣営が強気になるのも頷ける。
いずれにしても、実現へ動いている井岡vsエストラーダ戦。日本開催に期待!。