WBAは王座統一戦指令を出していたスーパーフェザー級で、正規王者ジェイソン・ソーサ(米)と同級10位ジェルボンテ・デービス(米)の試合を特別承認。対戦指令が出されていた、ソーサとスーパー王者ジェスリール・コラレス(パナマ)による王座統一戦は、後回しとなった。
試合は10月22日(現地時間)、挑戦者の地元である米・メリーランド州ボルチモアで開催される。21歳のデービスは、フロイド・メイウェザーが才能に惚れ込みスカウト。ボクシング界の次世代を背負う逸材として注目されている。
これまでの戦績は16戦全勝(15KO)無敗。アマチュア時代にも206勝15敗というキャリアを積んでいる。サウスポースタイルのスピーディーな動きから打ち込まれる、速く、鋭いコンビネーション・ブローは、大物の予感タップリ。
一方、敵地でV1戦に挑むことになったソーサは、昨年12月、ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)と引き分けて注目を浴び、6月、中国・北京でハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ)の持っていた王座に挑戦。大方の予想を覆し、11回逆転TKO勝ちで新王者となった。19勝(15KO)1敗4分。
この試合の勝者は、コラレスとの王座統一戦が義務付けられるが、果たしてすんなり行くのか。特別承認のその後が気にかかります。