IBFがライトフライ級に暫定王座を設置。同級6位ミラン・メリンド(比)擁するALAプロモーションのマイケル・アルデゲール・プロモーターが、IBFからの指令書を受け取ったことを明かしたもので、同級3位(1、2位は空位)ファーラン・サックリリンJr(タイ)との暫定王座決定戦を、11月の比国開催を目指し交渉に入るとしている。
これは今年5月、初防衛に成功した王者八重樫 東 (大橋)選手が、負傷の為に防衛戦が行えない為の措置。
メリンドは昨年5月、当時の王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)の持つ王座に挑んだが、偶然のバッティングにより右目上をカット。6回負傷判定負けとなったが、昨冬、比国で再戦を計画。一度はアナウンスされたもののこれは実現せず、メンドサは日本で八重樫選手との防衛戦を優先。ベルトは八重樫選手に移った。
ファーランは2015年4月、高山勝成(仲里)選手の持っていたIBF世界ミニマム級王座に挑戦するも、9回負傷判定負け。その後クラスを上げ現在4連勝中で、IBFパン・パシフック・ライトフライ級王座を保持している。
メリンドvsファーラン戦の勝者は、八重樫選手との王座統一戦に挑むことになる。
八重樫選手はマルティン・テクアペトラ(メキシコ)とのV1戦で、試合3週間前に発生したという左肩の負傷(左肩肩甲下筋損傷、左肩関節唇損傷)により、思わぬ苦戦を強いられた。時間は掛かりそうだが、しっかり治して、万全の体調でのリング復帰を期待したい。